人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

学歴は就職に本来は必要ないかもしれないが、まだ就活には大切だ

 学歴は就職に必要なんだろうか?実力主義』という言葉が示すように、実力さえあれば問題はないと思う。学歴があっても、仕事ができないと意味がないし、逆に学歴がなくても、仕事ができれば会社や社会に貢献できる。僕が学生の頃から話題になっていたが、いまだに答えがない問題とも言える。学歴と就職は切っても切り離せないのかもしれない。

 確かに、仕事さえ出来れば学歴は必要ない。自分の実力が平均以上あって、企業の売上に貢献できるのなら、学歴なんて意味がないと思う。自分の能力で仕事をして、出世して会社に貢献し、上手くいけば会社そのものを運営できる。実力があるならば、大学で勉強するよりも、高卒で即座に入社して、仕事をして出世した方が年収が多くなる可能性が高い。

 ただ、企業が有能がどうかを知るには、学歴を頼りにするしかない。雇う側からしたら、一人何百万円も資金を買うわけで、ギャンプルは絶対にできない。さらに、日本だと、一度正社員にしてしまうと、簡単に解雇できないという問題もある。雇って、無能ならクビという手段は使えない。だからこそ、転職の際には職務経験が企業からしたら、大いに参考になる。経験者採用で仕事ができるということをアピールできれば学歴は二の次になってくる。

就職活動が上手くいかずに、中小に一端行って、経験を積んで年収が高い大手に行ったり、経験と実力を活かした起業という手段もある。

 僕としては、学歴は人脈を作るという意味で必要だと思う。それに、学歴があれば大手に行ける確率は上がるし、何より福利厚生が良いので、資金的な余裕ができる。僕としては、金銭的な余裕がないと、精神的な余裕は生まれないと思っているので、20代後半ぐらいまで安定した生活を送ってみるのもいいと思う。アカデミックな勉強をすること、地元では出会えなかった人達と遊ぶことができるので、大学も悪くない。哲学が大好きな友人の話が個性的で面白かった。

 

 ※金融とか外資とか商社などは、年収はいいけど、身体的にも精神的にもしんどいとは思う。僕の場合は、理系出身でモノづくりが好きなので、メーカーの働き方は気に入っている。

『サマータイム・五輪・中止』〜五輪を開催したいと思うとき、サマータイムはやりたかった〜

 サマータイムが中止になったようですね。朝1時間早く起きるのは辛いし、数ヶ月限定なのもおかしいと思っていた。結構しんどいし、夏限定の生活サイクルは身体に負担が掛かる。しかも、一年限定ではなくて、今後も続けていくというニュースもあった。一番キツいのは、サラリーマン。夏の暑い時期に、いきなり生活サイクルを変えるのはとても辛い。例えば、通常は9時に勤務開始なのが、7月から8時に勤務開始と言われても、戸惑いしかない。若いといいけど、30代〜40代になると身体が言うことを聞き難くなるから、最初の2週間ぐらいは疲労が溜まることになる。

働き方 完全無双

働き方 完全無双

 

 確かに、サマータイムを導入すれば、見かけ上は働ける時間が増えるので、企業の幹部から見たら良いことなんだろうけど、実際に現場で働く社員にとってはキツいの一言。毎月、40時間以上残業している部署なり企業なら時間は増えないけど、残業の少ない部署なら「もっと働け!」という心理が働く。何と言うか、『残業を容認する』制度に見えてしまう。働き方改革とは矛盾するようにも思うけど、政府や企業からしたら、現場にはどんどん働いてほしい!ってことなんでしょうね。キツい世の中になる。サマータイムは今回は否定されたけど、数年後に復活しそうで割と戦々恐々です。

ハズキルーペ・CM・芸能人〜CMは芸能人が思った通りのイメージビデオなのか〜

 ハズキルーペのCMが話題になっていますね。僕は好きなのですが、世間では評価が二分化されているらしいです。渡辺謙さんと菊川怜さんが出演されていたバージョンが好きだったので、放送されなくなって僕は少し寂しい。渡辺謙さんの勢いに任せた「小さくて読めなーい!!!」という言葉は心に刺さるものがありました。上手いCMです。 

伝え方が9割

伝え方が9割

 

 あのCMはハズキルーペの会長が直々に作ったものらしくて、作り方が今だと独特。商品名のハズキルーペを連呼していますし、出演者がすごくわざとらしい。だけど、それが売りになって、すごく面白いCMに仕上がっていました。他のCMは芸能人のイメージビデオみたいになっているので、ハズキルーペはかなり独特の構成で作られています。

 ネットでも好き嫌いがはっきり分かれていましたが、最近のCMは食料品などは別にしても、芸能人のプロモーションビデオ的なものが非常に多くなったように思います。その点ハズキルーペは、古風な作りというか芸能人よりも商品を大々的にアピールしています。中々インパクトがあって、面白い。いつの時代も、インパクトを出したもん勝ちだと思います。

『理解・暗記・読書』〜夢中で暗記すれば、いつかは理解できる時が来る?〜

 勉強をしている時には、『暗記』はかなり有効だということは分かった。英単語とかまさにそうだし、数学や物理でもある程度の暗記をしないと理解が難しいということもある。特に、導出が難しい数式など。物理とか僕の経験から、大学に入ってやっと理解できたという側面もあった。微分積分を駆使しないと分からないことがほとんどだったし、高校時代などの大学レベルから見たら初等とも言えるレベルを勉強する時には暗記って大切だと思う。ただ、自由気ままに暗記してもしんどいだけなので、ある程度、継続できるような暗記法を開発するか、マネるかした方がいいとは思う。

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

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 暗記って世間から目の敵にされるけど、いい大学に入るとか、難しい資格試験を突破する時には、必須になっていくる。まったく知識・単語力がない時に専門分野を勉強をしても意味不明だし、やる気が無くなってしまう。詰め込み主義もメリット・デメリットがあるけど、大人になって思うのは、暗記するのが一番てっとり早かったりする。ただ、暗記でも問題を解きながら憶えた方が憶えがいい。暗記優先になると時間がなくなるし、問題を一緒に解くと理解も深まるから。暗記優先よりも、問題を優先して解く方が効率がいいと思う。何とか問題集を何回も解いた方が達成感もある。

『睡眠不足・集中力・6時間』〜必死に寝てこそ、身体的・精神的にも光を放つ〜

 睡眠時間が6時間が14日以上続くのは良くないとのこと。2日徹夜した状態と同じ程度だけ、集中力が低下するらしい。6時間というと長いようで短い。0時に寝るとすると、6時に起きることになる。残業が多くて、通勤に1時間以上掛かるなら6時間でも寝れている方だと思う。休日出勤もあるとなるとかなり苦しい時間割になってくる。

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠

 

 僕の仕事では、以前は繁忙期になると6時間以下の睡眠時間というのは当たり前だった。急がしすぎて、家につくのは23時以降で起きるのは7時前。寝るのは1時ぐらいになるから、ほぼ睡眠時間は6時間以下になっていた。確かにぼーっとすることが多くなったし、ミスも出ていた。睡眠時間は大切なんだけど、仕事上どうしても残業しないといけないから仕方がなかった。

 高度プロフェッショナル制度では、研究開発やコンサルタントなどは労働時間の規制から外されて、かなり過酷な仕事になるので、睡眠時間はかなり低下するとは思う。気になるのは、これ以外の職種にも拡大されるかもという懸念。今は反対が多いけど、徐々に消費税の税率が上がっていったように、10年後には多くの職業で労働時間の規制がなくなるかもしれない。

 睡眠に関しては、社会人になってからはかなり重要に感じるようになった。忙しいとストレスから寝れないし、学生の時のように気楽にはできない。給料を貰っているし、自分1人では責任を取ることはできないから。途中で帰宅することも難しいし、いかに睡眠を取って休むかということに生活のポイントを当てるようにはなっていた。

 睡眠時間を確保するのは中々に難しいのだけど、色々と本を読んでいると参考になることもあって、働き出した頃よりも気楽に睡眠を取ることはできるようになった。寝る前にスマホ・パソコンは見ないことと寝る時には仕事のことを考えないということを実践している。かなり効果があって、寝る前のスマホを止めるだけでかなり寝付きが良くなった。

 睡眠時間が6時間以上にするには工夫がいると思うが、家の事情で通勤時間が2時間ぐらいあるとするとかなり苦しいと思う。定時に帰れる仕事なら問題ないけど、中々上手くはいかない。大きな企業でも定時退社できる部署などは少ないし、働く環境って本当に『運』の要素が強いと思う。就職する前から、睡眠時間を8時間程度確保できる職場を見つけておくことが懸命かもしれない。もちろん、給料面も考慮してのことだけど……。

『ジブリ・マニアック・哲学的』〜紅の豚を見て〜

 紅の豚がテレビで放送されていたらしい。DVDなどで今見ても色あせないそんな作品。宮崎監督の完成・趣味が全開で、見ていて飽きない作品でもある。『カッコいい大人』が描かれていて、豚なのが良い完成をしていると思った。ジブリの目指す方向性としては、この作品が好きなんだけど、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』以降、哲学的な方向に行ってしまったので、少し残念ではある。 

紅の豚 [DVD]

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 プロペラ機ですごくマニアックに描写しているのは、子供の頃から面白いと思っていた。僕が理系だからなのか分からないけど、細かい描写は見ていてワクワクさせられる。歴史的にも第一次世界大戦後であって、第二次世界大戦に向けて世界が変わっていく部分を暗に示しているけど、それを明るく表現して悟られないようにしている。

 見方によっては反戦映画にも見えるかもしれないけど、あくまで豚・男性・女性の関係性、恋愛、空などを上手く表現していると思う。それに子供でも分かるようなストーリーだったりした。新しい飛行機を作るシーンでは、家族一緒になって、工場で作業をしてるシーンは現実の工場をイメージしたし、割とリアルに感じた。宮崎監督の上手さだと思う。

 紅の豚は大人になってから見たらかなり感じることが多いと思う。大人のかっこ良さが全開だし、男女の関係が凄く複雑だけど、「何かわかる気がする」的なこともあった。とにかく、『カッコいい』の一言。特に女性が強く、ジーナとフィオの強さはピカイチ。ああ見えて、ジーナは暗号を解読したりして、スパイのような情報通に描かれているけど、マルコを愛しているという側面もあって、すごく魅力的。

 最近のアニメだと、萌え的な要素が強めに描かれているけど、ジーナのような女性もいていいと思う。とは言っても、気高くとても強い女性なので、理想的ではあるけどアニメで描写するとなると、脚本に力がないと上手くストーリー上で展開できないと思うから難しい。最近のアニメは1クールに何十本と作られているので、キャラを深く作れないと思う。

 実写で紅の豚は難しいかもしれない。豚の描写がリアルかアニメかで分かれるし、あの時代の戦争の雰囲気を描くとなると、実写だと生々しすぎて作りにくいと思う。僕としてはアニメの方が気楽に見れるし、ストレスも少ないから良いのだけど。大人になっても考えることが多いし、宮崎監督の一番の作品は『紅の豚』だと僕は思う。