人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

②【アニメ】:『けいおん!』の雑感

年末年始限定で無料配信されていたので見ていた。社会現象にもなったアニメとのことだった。放送当時はアニメはあまり見なくなっていたので、名前を少し知っているぐらいだった。改めて見てみると、完成度の高さに驚く。唯・澪・律・紬・梓という5人の高校生が主人公なんだけど、それぞれ個性があって、見ていて面白かった。「軽音部」内での日常をゆるーく表現している様は、『響けシリーズ』と対局的があった。新歓と学園祭を2大イベントとして、大きく物語が動いていく。アニメは、1期・2期・映画とシリーズが続いていったぐらい人気があるのも頷ける。登場キャラは可愛くて、人気が出るのも分かるし、喧嘩も少ないので気楽に見れるのも特色。ギスギスした青春アニメはストレスが溜まってしまうから。放送当時には、高校生や大学生の中で軽音が話題になって、ギターなども売れたらしい。僕も、高校生だったなら影響を受けてギターを買っていたりしていたと思う。お正月限定で駆け足だったけど、見れて良かった。これ以降の青春アニメは、この作品を参考にしているらしくて、それぐらい影響力があったアニメ。1期だけでも十分完成されていて、面白い。青春系アニメって学生の頃を思い出して、比較してしまうけど、それが良い点だと思う。

 

①【アニメ】:『宇宙よりも遠い場所』の雑感

去年の年末に、ニコニコ動画で一挙放送があった。以前、無料視聴期間時に見たけど、また見てしまった。主人公は4人の女子高生ではあるんだけど、南極に行くという目的のために、高校生だけではなくて、大人達も真剣だった。回数が進むごとに南極の行き方が具体化されて、最終的に行ってしまうのがすごかった。4人の主人公がそれぞれに問題を抱えていて、それを解決していく過程に少し泣いてしまった。実際には南極にロケに行けないからと、すごく資料を調べたらしいとのことで、かなり現実にマッチした作風になっている。パッケージを見ると、萌え系アニメに見えるかもしれないけど、実際に見ると感動してしまう。OP・EDともに好きがなくて、最終話まで見てしまうとジーンと来るものがある。家族・友達・仲間・子供・大人がテーマにもなっていて、人間関係が複雑ながらも、みんなで解決していくのがいいなあと思った。海外でも賞を受賞していて、真剣に『南極』というものに向き合っている。実写でやると、まず南極に行くのが難しいから、アニメで作った方が楽しめるとも感じた。目的のために、友達のために、『南極に行くこと』を自分で決めてしまうあたり、主人公達がすごく大人に見えた。

 

【2018年・アニメ】SSSS.GRIDMANを見た後の雑感

『SSSS.GRIDMAN』を全話見てしまった。子供の頃に見た『電光超人グリッドマン』のリメイクと思って観賞したのだけど、普通に続編とも言える作品であって、当時見ていた子供達(今は大人達)を大いに楽しませたと思う。ニコニコ動画でも1週間無料配信があったりもした。この秋アニメは豊作と言ってもいいぐらい出来が良いアニメが多いけど、今日はSSSS.GRIDMANの感想を書き残したいと思う。

 

  • OPが素晴らしかった。テンションの上がる曲で、特撮の雰囲気も醸し出した素晴らしい曲。最初に書いた歌詞がネタバレ全開だったので、何度か書き直したという話がネットに書かれたいたけど本当だろうか?最終回まで見たけど、確かに歌詞とテーマが見事に合っていた。劇中で流れると、グリッドマンの勝利が確定していたいので勝確OPというのは上手いなあと思った。

  • ヒロインとライバルが結構可愛くデザインされている。『電光超人グリッドマン』だと、ライバルは大きな眼鏡のオタク系男子だったけど、真逆の美少女になっていた。ただ、これも最終回を見ると、なぜ敵のボスが誰からも好かれる美少女であるのかがきちんと分かるようになっている。円谷作品は、こういう説得力のある背景を作るのが上手い

  • 子供の頃は知らなかったけど、円谷プロダクションが制作している。『ウルトラマン』『ウルトラセブン』が代表的で、グリッドマンは一部の子供しか知らない作品だと思う。でも、結構特色があって、『ファンを大切にする会社』と僕は思っている。『ウルトラマンティガ』にウルトラマンを共演させたりしているし。大人になってから『SSSS.GRIDMAN』を見ると、子供の頃の記憶がよみがえってくる。

  • 特撮じゃなくて、アニメなのは、グリッドマンだったからみたいだ。ウルトラマンのアニメ化は難しくて、グリッドマンならOKと円谷プロが言ったらしい。Wikipediaを見ると経緯が分かるけど、僕にとってすごく嬉しい。たった1年しか放送していないけど、何故かOPとEDとサンダーグリッドマンが頭の片隅に残っている僕としては最高のチョイス。

  • 同人誌へ対する規制が厳しいみたいで、公式以外の二次創作は、商業目的では作れないらしい。僕は、子供向け作品が多いからかと思っていたけど、公式抱き枕が割と攻めていたりしていたから、マーケティングの一環とも感じた。今日が最終日のコミケでも、公式本が販売されていて、後にネットでも販売するらしい。

  • アニメスタッフが全力で作った本なので、転売する人が多いみたいだけど、後にネットで再販されるというので助かった人も多いのかもしれない。何か2万円ぐらいしてプレミアついてる感じだったけど、公式本なので再販はしますよ〜というのが答えかあ。

  • 個人的にビックリしたのが、円谷作品で、女性をとても可愛く表現するということ。最初は円谷作品と知らなかったから、後で知って驚いた。公式でもすごく可愛い女性を描いているあたり、今は子供だけではなくて、大きなお友達もダーゲットになっているだろうなあ。さすがにあの抱き枕にはビックリしたけど。

  • 最終回で、『夢のヒーロー』が流れたのは感動した。しかも、アレンジではなくて原曲だし。権利問題が難しかったと思うけど、本当に最強の仕事だと思う。思わず子供の頃の記憶がよみがえってウキウキしてしまった。ファンを大切にしてくれる最高の作品だった。

  • 感想サイトやまとめサイトを見ていると、アニメファンでも特撮に興味を持った人がいた。仮面ライダーも面白いのでもっと見てほしいと思う。特撮とアニメのちょうど中間あたりに存在しているのが今回のグリッドマンなので、架け橋になってほしい。

  • でも、アニメと特撮の間って結構難しい。ラストの実写パートは受け付けない人はいると思うし、『SSSS.GRIDMAN』の成功で旨みを知って、質が落ちるのは勘弁してほしいけど、売れればいいという思うのも仕方がない。企業の上層部からしたら、『利益』さえ出れば、何でもいいのだから。別にお金優先は悪いことではないと思うけど、ファンとは対局の考え方だからなあ。

  • 役者さんの演技としては、他のアニメと違って、アニメ風の話し方ではなかったと思う。 『君の名は。』の役者さんに近い発声法だったと思う。特に主人公とヒロインは。わざとそうしたのだろうと思うけど、特撮を意識していたのだろう。調べて見ると、まだまだ若いので、実績を積んで色んな作品に出演してほしいな。自分が好きになった作品の役者さんは、ちょっと応援したくなる。

 

個人的には、続編は難しいかなあと思う。完結したし、蛇足感がハンパ無いから。でも、物語を補完させる、ドラマCDなんかは欲しくなるな。

 

 

【映画〜2018-①】:『シン・ゴジラ』について-過去と現実

シン・ゴジラ』を見た。今までのゴジラになかったものがたくさんあって見応えがあった。僕が見ていた平成ゴジラは怪獣との戦闘がメインテーマで、政府はそれに右往左往することが多かった。現状を打開するのは、奇抜な科学者や研究者だった。だからこそ、子供向けであって、そのために怪獣同士のバトルという要素が必要だったのである。

シン・ゴジラ』は大人向けの作品であって、政府という組織が、『ゴジラ』という未確認生物に対してどう対処するのかが見所であった。主人公はあくまで政府の人間である。奇抜な科学者チームは出てくるが、実際に対処し、前線に立つのは政府。ゴジラは未確認の自然災害の具現化とも言える。ネットを見ているとすごく評価している人もいたが、企業の社長などの組織を管理する人間に向けた作品とも思えた。 

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

 

【読書 〜2018-④】:『いま、会いにゆきます』-ドロドロよりも純愛

家族愛と夫婦愛をテーマにしていた作品だった。実写映画化もされて、出演した役者同士で結婚など、話題性が抜群だった。ミステリ的な要素もあったけど、色々と考えてしまった。愛って美しいなあと思ってしまう反面、こんな理想的な関係ってあり得ないなあと社会人になってから感じた。本の中ではあるけど、純愛とも言える作品で記憶に残ってる

■過去の関連記事

【読書 〜2018-①】:『ラッシュライフ』-出会った伊坂節

【読書 〜2018-②】:『まんがでわかる 7つの習慣』-ビジネス書も漫画で分かる

【読書 〜2018-③】:『嫌われる勇気』-人間関係は『ジャイアン』と『スネ夫』の二択

恋愛小説って、ドロドロした方が売れそうな感じはする。三角関係で、相手をいかに陥れようかと思案する関係性は、どうしてもワクワクしてしまう。ドラマでも不倫・浮気を題材にした作品が多いし、人気も得やすい。そう言った、負の側面って人気作品になりやすいけど、純粋な愛情を描いた作品も良いと感じる。純愛小説は何十年か周期でブームになるらしく、日本人がドロドロした関係性に疲れた時に、純愛に救いを求めるのかもしれない。

いま、会いにゆきます (小学館文庫)

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【読書 〜2018-③】:『嫌われる勇気』-人間関係は『ジャイアン』と『スネ夫』の二択

人間関係が悩みの主要因というのは、何となく実感は出来る。人間関係が良好だと、気に揉む必要がないし、余計なことを考えずに済むというもの。社会人になると、いかに人間関係を円滑にするかが問題の一つになるし、コミュニケーションが大事というのもそこに関係しているのではないかと。人間余計なことを考えなければ、結構上手く事は運ぶ。

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【読書 〜2018-①】:『ラッシュライフ』-出会った伊坂節

【読書 〜2018-②】:『まんがでわかる 7つの習慣』-ビジネス書も漫画で分かる

 ただ、中学生や高校生、大学生に当てはめるとかなり難しい。人間関係が上手くいかないと言って、簡単に転校はできないし、決まった人間関係の中で上手く立ち回らないといけない。親の経済力・権力も大事なこともあるから、環境次第で人間関係の良し悪しが変わってしまうのは怖い所。社会人になると、転職したり、社内の部署に相談できたりするけど、学校に通っていると、自分で打開するのが難しい。

人間関係は、生きていく内で非常に大事なことになる。円滑だと、仕事も勉強も上手く行くことが多い。思ったのは、悩みの大部分は人間関係に関係があるということ。ある意味で、会社の社長とか、圧倒的に立場が上なら、人間関係は自分の思う通りにストレスなく形成できる。悪い方向に行くと完全ブラック企業になってしまう。良い人間関係の構築というと、上手く立ち回るか、圧倒的に立場が上になるかの二択なのかもしれない。ドラえもんで言うと、まさに『ジャイアン』『スネ夫なんだけど。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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【読書 〜2018-②】:『まんがでわかる 7つの習慣』-ビジネス書も漫画で分かる

ビジネス書を漫画で表現するというのは、非常に良い方法だと思う。視覚的にも分かりやすくなるし、何より面白く読むことができる。日本では漫画が浸透しているし、中学生でも読める内容になっているので、どんどん増えてほしいとは思っている。文字だらけのビジネス書は読みたい!という欲求が強くないと読み難い

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【読書 〜2018-①】:『ラッシュライフ』-出会った伊坂節

ただ、漫画の絵が上手くないと中々難しいと思う。可愛い絵とか読みたくなるデザインにしないといけないところが難しい所。ジャンプの『ボボボーボ・ボーボボ』みたいな絵でも面白いと思うけど、大人のための漫画となるとまた違った目が必要になってくる。『ボボボーボ・ボーボボ』は好きなので、何かのビジネス書ではっちゃけてほしいとは思っている。

まんがでわかる 7つの習慣

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【読書 〜2018-①】:『ラッシュライフ』-出会った伊坂節

2番目に読んだ伊坂作品の話。印象に残っている話で、4人の主人公に魅力がある。特にカウンセラーとも言えるキャラが好きになった。その後も伊坂作品に出てくるので、伊坂さんにも人気らしい。どこかフワッと浮いた印象もあるけど、伊坂さんの世界観が楽しめるのでオススメではある。

今では、人気作家で実写化も数多くされているけど、デビュー間もない今作は、独特の世界観がで構成されている。4人とも主人公とも言えるけど、脇役とも言える構成が見事。仙台で起こる不思議な事件だけど、当人達にとっては死活問題だった。4人の何とも言えない関係性が良かった。

4人を描くとなると、描写に苦労すると思うけど、構成をすごく考えていて小説家はすごいなと感じた。何回も読んだけど、自分の好きな作品。伊坂幸太郎さんが好きな人でも、人気の作品だと思う。今年の漢字が発表されたけど、街中で外国人の女性が4人の主人公達に、好きな言葉を書いてほしいというシーンが思い出された。

ラッシュライフ (新潮文庫)

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【読書 12-⑩】:『東大首席が教える 超速「7回読み」』-あくなき反復読書

東大首席というキーワードが気になって読んでみた。7回読みという手法を体系的に説明していて、とても分かりやすかった。好きな本は何回も読んで、内容を暗記するものだけど、これは勉強にも応用できる。東大首席は僕にはパワーワードに思えたので読んで良かったと思う。

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【読書 11-⑤】:『君は月夜に光り輝く』-王道の恋愛小説

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【読書 12-②】:『人がうごく コンテンツのつくり方』-コンテンツは全部

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【読書 12-⑧】:『知の整理術』-楽しく習慣化する

 

 

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

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【読書 12-⑨】:『きみと詠う 江の島高校和歌部』-和歌で青春

和歌は高校生の国語に時間に習ってから久しい。基本はあやふやになってしまったけど、和歌に情熱を持たす高校生の気持ちは伝わってきた。青春として、何かに熱中する姿は昔を思い出させる。和歌をテーマに選んだのは珍しい。和歌に関心はなかったけど、この作品を読んでみてちょっといいなと思った。

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【読書 12-⑦】:『小説の神様』-小説(物語)を書く難しさ

【読書 12-⑧】:『知の整理術』-楽しく習慣化する

 

高校生が何かに集中して、目的を達成する作品はとても良い。人間関係にお金はほとんど絡まないし、気持ちと気持ちのぶつかり合いになるから見ていて気持ちが良い。スポーツ漫画や小説が代表的だけど、和歌というのもいい。過去で時が止まってしまった主人公と昔の約束から和歌に命をかけるヒロインとの交流も王道で良いと思った。

高校を舞台にすると、『○○部』を作って、部員全員で戦うと意志を作ることができる。僕としては、野球の『H2』『MAJOR』が記憶に残っているけど、部活動を一から作って、大会に出場するというのは、漫画や小説の王道。高校生の頃は、同じ境遇で燃えるけど、大人になると思い出がよみがえって、楽しくも少し悲しくなる。 

きみと詠う 江の島高校和歌部 (メディアワークス文庫)

きみと詠う 江の島高校和歌部 (メディアワークス文庫)