仕事は金なのか?成功者がいう受けやすい言葉について
この人のエントリを見て思ったのは、成功者は綺麗事をいうよね?ってこと。
ビジネスを拡大させたとか、起業してお金持ちになったとか、そういう人たちは、謙虚になれ、世の中お金だけじゃない、人に信頼される人になれとか言います。
自己啓発の本とか凄まじい数が出版されていますが、ほとんどがそう。今の20、30代は、世の中お金次第という本を出したりしています。大企業のトップなど、トップクラスになるほど、綺麗事という傾向があるなと。
テングになるのを防ぐため
自己啓発で綺麗事をいうのは、自分がテングになるのを防ぐためです。大企業のトップなどが、世の中金!この世はコネ次第とか言い始めたら、まわりの人間に見放されます。特に、メディアに出る機会の多いトップは、それを言った瞬間に終わります。株主からの質問攻めや大手マスコミから叩かれまくられますから。
とりあえず、日本では、上に行けば行くほど人前では謙虚にすることが求められますし、それが基本になります。ただ、それはトップクラスなのが問題なんですが。
本を出すなら綺麗事を言った方が売れる
大企業の幹部や元エリートの弁護士とか、そういう人が本を出す時には、ほとんどの場合は綺麗事。謙虚に、人に優しく、自分に厳しく、自分磨きが出世の早道などが書かれていますが、そう言わないと、信用を失うからです。
元々経歴は一流な人がほとんどなので、本を出せば勝手に売れます。日本人は、権威ある人の言葉を影響をもろに受けるので、本で何が書いてあっても関心されますから。
ただ、そこに悪口などが書いてあると、信用が落ち、会社への信頼感も失っていきます。ある意味、本を出すのは広告みたいなもので、それは自分か会社へかはわかりませんが、とにかく、綺麗事を言っていれば、問題はないんですね。
江戸時代から変わっていない
自己啓発に書かれている、世の中お金じゃない・人脈を大切にしろ・社会に奉仕しなさいなどの言葉は、元はと言えば武士の心得。お金=汚いものとされていた時代の名残なんですよ。
あの頃は、武士が支配階級で、今でいうと、大企業のトップがそれにあたります。要は支配階級だからこそ、昔武士が学んでいたことを習う必要があると。
ということは、今世の中にある自己啓発の本は、大抵の場合は意味がないんですよね。支配階級だからこその考え方で、トップにいるからこそ自分を鍛えるというのが本質なので。何か矛盾を感じます。
まとめ
- 綺麗事をいうのは成功者
- 綺麗事を言うことで、自分がテングになるのを防ぐ
- 本を出す時には綺麗事を言った方が売れやすく、信用を得られやすい
- 自己啓発に書かれてあることは、支配下級だから意味が意味がある
感想
私も自己啓発の本は何冊か読みましたが、トップにいるからこそ言える言葉なんですよね。支配階級にいるからこそ、世の中お金じゃないと言えます。お金もたっぷりあるから余裕を持って言えるってことですね。
願いは叶うと言いますけど、それって日本だと夢や野望を持てるから言えること。今は学歴や入った会社などに人生が左右されるので、それにはみ出た人はそうしろと言いたい。本人が満足しているならいいですけど、何も知らない人を、自己啓発で導くのは詐欺みたいな印象も受けます。