人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

イギリス料理と日本料理の違い 日本にはお祭り文化があった? 日本の食事のレベルは高い!

togetter.com

イギリス料理。まずくて有名なんですが、割とまとまっていて分かりやすいまとめになっています。産業革命の負の側面とかあって、中々に興味深い。

料理って生活に余裕がないと生まれないですから、その意味では、資本主義に移行していった時に、庶民に余裕が無かったために、大衆食の味が落ちて行ったのかなと。

 

食べるって大事。体は資本と言いますが、体を形作りのが食べ物。日本では多種多様な料理がありますが、それも江戸時代からの庶民文化から発展してきたと思います。

江戸時代は、庶民文化と言われた時代が長く、一般庶民でも美味しいものが食べれた時代と言われています。一番階級の高い武士が、時代を経るごとに貧困になっていく中、逆に力を持ったのが普通の人々。戦がないですから、武士は年貢しか給料がないわけですが、庶民は色んな職業があるんで、余裕も生まれます。その中で、色んな食べ物が出来たわけで、日本の食文化の本質は江戸時代にあるんだと思います。

 

さらに、高度経済成長の時代もあって、国民が総中流と言われ、格差が今程なく、働けば働くほど給料が良くなっていった時代。飲食業も忙しい人々を支えるものとして、大いに発展したそうです。

みんなに余裕があるんで、色んな料理ができる可能性があり、それがさらに広がった。色々な偶然がありますが、余裕という言葉が料理のキーポイントだと思います。

 

日本は「お祭り好き」 日本代表の試合のような大きなイベントにも大いに盛り上がります。それまで全然知らない競技でも、盛り上がっていれば、俺も私も混ざろうとして、どんどん「祭り」に参加していきます。

お祭りと言えば、食べ物。日本には色んなお祭りがありますから、色んな料理が開発されました。お祭りをする余裕があるからこそ、美味しい料理が生まれているんだと思います。

B級グルメも、元々は地方のお祭り用として作られたものもあるとかで、気分的に余裕があって、盛り上がっていることが、食文化発展のキーポイント。焼きそばだけでも、地域で違いがありますし、余裕という言葉は大切なんですね。

 

今は、ストレス社会と呼ばれていますが、忙しい人にとっては、料理は必要ない。食べる時間は寝る時間・仕事をする時間に当てたいでしょうから、コンビニのご飯とか店屋物で住ませます。昔のイギリスも同じような状況だったんでしょうね。

一部の上位層は料理をするコックを雇えますが、労働層は簡単な料理しか食べれないですから。格差って料理にも依存しているからやっかい。日本も同じような状況になってしまっているように思います。

ただ、日本の場合は、簡単な料理といっても美味しいのが魅力。吉野家の牛丼でも、海外の人から言わせると、相当美味しいらしいので、日本はコンビニやチェーン店のレベルは世界的に見ても高い。それは誇らしいことなので、もっとアピールしてもいいとは思います。

何か、チェーン店やコンビニ飯は悪いみたな風潮がありますが、毎日食べる必要はなくて、色んなお店があるので、それを試してみるのが良いです。安い定食屋もあったり、暴飲暴食しているなら、コンビニでサラダやお味噌汁、パックの白米を買って食べてもいいですから、本人次第と思います、やっぱり。

日本の食事のレベルは高いので、それほど卑下することなく、種類も豊富なので、毎日同じお店でも、違うものを食べてみるとかしてみると、世界が変わったりしますよ。

 

コンビニでオススメなのはセブンイレブンですね、やっぱり。美味しいですし、野菜が多い商品が多いのが魅力的となっています。野菜がたくさん入ったラーメンやパスタもあったり、サラダ単体でも種類が多いですし、カット野菜も豊富。ローソンも良いですが、やっぱりセブンイレブンが一強状態となっています。

私個人では、カット野菜を買って、揚げ物と一緒に食べるとか、白米・みそ汁・豆腐・納豆といった、伝統的な食事をセブンでできますから、かなり良いコンビニだと思います。

日本はコンビニ激戦国なので、色んな店舗があります。隣同士がコンビニ!という形もあったりして、本当に凄まじい争いが起こっています。争いといっても、競争なんですが、他のお店にはない商品を置くとか、アニメとコラボするとかそういうもの。

最近は、ドーナツをセブンが始めて、それを他のコンビニがマネをし始めましたが、別にレベルがあがるのでいいかなあと。そもそも、ドーナツはどこでも売っていましたが、外注して、それをレジ横に置いたのはセブンが初。

独自のリサーチによると、レジ横に商品を置くと、その商品の売上が相当上がるそうなので、セブンは良い所に目をつけましたね。元々、コーヒーでは一人勝ち状態だったのですが、マネされてきたから、第2の手段としてドーナツを販売していきました。

今度もどんどんマネされていっているので、来年ぐらいには第3の手段を打ってくる可能性もあります。今度はトーストとかお味噌汁みたいな、朝のビジネスマンを狙ったサービスになる予感がありますね。朝はコンビニは混むのですが、さらに売上を上げるために、そのぐらいの気合は入れてきそう。

 

しかし、店員の負担は大きくなるのが怖い。経営者にとっては、店員はただの駒であり、歯車。機械のような働いて、売上のみを要求されます。ある意味で怖い業界で、バイトはいいですが、店長にとっては地獄の場合もあります。上からの締め付けがあり、売上も上がらない。色んな話があるとは聞いていますが、笑顔の裏には地獄の苦しみがあるんですね。

そういう意味では、大量出店する業界は、格差がすごい。一部の上層部と現場では、お金だけでもかなりの格差があるはず。飲食をメインに取り扱うようになったコンビニでも、昔のイギリスのような社会になっていて、なんだか、時代は繰り返すなあと。

コンビニも、ある意味でシンプルなんで、後々で「まずい業界」として歴史に名を刻んでいくかもしれないですね。