大阪ダブル選挙 自民の誤算って? 大阪の人達の気持ちが分かっていない!
今日は少し選挙の話でも。
昨日行われた、大阪のダブル選挙。大阪市長と大阪府知事の選挙でしたが、大阪維新が圧勝しました。最初から大阪市民・府民には分かっていたことですが、政治家から見ると違ったらしい。
別に誤算でも何でもなく、大阪では維新の人気が高い。そもそも、都構想の時には、自民は共産党と一緒に批判したりと、政権与党としての維持が見られませんでした。
大阪から見ると、大阪の自民党=既得権益を守る党というイメージ。
「わが党の推薦する候補者が一歩及ばなかったのは誠に残念である。選挙結果を謙虚に受け止め、敗因をよく分析したい」
自民党の茂木敏充選対委員長は22日夜、そう短くコメントした。
正直な話、10歩ぐらい及んでいないですよ?市民・府民のことをバカにしているのではないかと。自民が醜態をさらしている間に、大阪を変えようとする維新が頑張っていた。
実際に、目に見えなくても、橋下徹市長以前の平松前市長よりは住みやすくなっていると思います。
自転車の駐輪場設置とか、びっくりするぐらいきっちりと止める人が出ていて、もっと早く実施すればよかったと思うぐらい。
まあ、自民の気持ちも少しはわかります。高学歴というか、政治家という選ばれし人達なんで、上から目線で、総合的に市民・府民の生活を安定させればいいと。
でも、今は違っていて、市民・府民が何を考えているか、ダイレクトに情報を集めて、何をするべきかときっちりと考える時に来ているんだと思います。
自民党は甘く見ていたんでしょうね。都構想が失敗に終わって、市民・府民は維新から離れてきていると。
都構想のダメな所は、大阪の北と南で格差ができること。北、特に大阪駅付近から上の方は、お金を持っている人が多いですから、そこだけ優遇されるのはダメという話だった。
大阪の人達の維新に対する想いとしては、「何かを変えてくれる」というもの。だから、今回のダブル選挙は維新が勝ったんです。
自民党もズレてきています。特に大阪では。
公明党との連携
◆動かなかった公明
ただ、誤算が生じる。公明党が選挙戦直前の2日、自主投票を決めたのだ。
自民党側は「維新弱体化の決定的チャンス」(党幹部)として、何度も公明党と、その支持母体の創価学会に支援を要請してきた。しかし公明側は表だった支 援を見送った。大阪に強い支持基盤を持つだけに、来年夏の参院選をにらんで、大阪維新の会との全面衝突を避けたかったようだ。
この文章を見ても、自民党の勘違いが散見されます。維新弱体化って……。
いまだに勢いのある、全盛期に近い力を持っている状態でどうやって弱体化させるのか。
夏の参院選も近いなら、公明党も維新とは全面対決はしないでしょう。自民は何も分かっていない。
市民・府民の生活をもっと真剣に見てほしい。ズレズレで自分達の利益優先なのが見え見えで、反感を招きますよ?