人生のおつまみ

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斎藤佑の年俸が高いわけとは?田中将大との年俸が格差がやばいから原点に戻った斎藤!

 日ハム斎藤祐選手。高校時代には、「ハンカチ王子」という一世を風靡しましたけど、プロに入ってからは今ひとつの成績で苦しんでいます。

ここまで結果が残せないのは、私は思っていませんでしたし、高校を卒業して、即プロになった田中と比較すると、もはや「ライバル」とは言えない。本当にどうしてしまったのか?

 

田中と斎藤の格差

<毎年同じこと言ってる><もう分かってますって!>などの声に混ざって目立つのは、斎藤の来季年俸への言及だ。夏の甲子園大会決勝で投げ合ったかつての ライバル、マー君こと田中将大投手(27・ヤンキース)の年俸2200万ドル(約27億円)とはすでに100倍以上の格差だが、それでも<2300万は高 すぎ><200万ダウンで済むのか。戦力外通知の奴がかわいそう>と手厳しい。

 

マー君と格差100倍も…斎藤佑の年俸「高すぎる」とファン

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151205-00000014-nkgendai-base

 

格差もここまでになると、同じ野球選手とは思えなくなります。アメリカでの評価なので、開きが大きいですけど、日本にいたとしても5億円は確実な選手。要は、球界のエースと一球団の並の投手ぐらいの評価ということ。

さすがに斎藤よりも、比較される田中が可哀想。エースクラスの選手が結果を残せない選手と比べられること自体がおかしいです。いい加減、甲子園の呪縛から解き放ってあげればいいのにと。記事にもありますけど、戦力外の選手が可哀想という意見。

球団にとっては、存在だけで球団の広告になるので、他の選手とは、実力以外で評価されていると思います。アイドル的な要素が高く、実力が伴っていなくてもお客さんが入ってくれる。そんな選手だからこそ、日ハムは斎藤に甘いのだと私は思いますね。

 

栗山監督の寵愛

「並の選手なら、とっくに自由契約かトレードの候補でしょう。しかし、日ハムの栗山英樹監督は、斎藤が持っているスター性や潜在能力を非常に買っていま す。12年の就任後、栗山監督は斎藤に開幕投手を任せるなど、事実上のエース扱いをしてきました。その後も、事あるごとに斎藤を二軍から引き上げ、チャン スを与えています。しかし、斎藤はことごとく背信の投球を続け、一部の若手選手からは、待遇の格差に不満が漏れているともいいます。栗山監督の“寵愛”を 受けているうちは大丈夫でしょうが、今後、監督が交代した時には斎藤の立場も危ういでしょう。

 

年間わずか1勝…斎藤佑樹の惨状 味方批判の「KY迷言」で失笑の的、チーム内から不満

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151110-00010007-bjournal-ent

 

 野球選手にとっては、実力こそすべて。しかし、球団からしたらお金が入るアイドル要素がある選手もすごく大事ということでしょう。

日本では、甲子園で注目された選手は、実力以上に評価されます。毎年全国放送されて、しかも優勝までしてプロに入った。田中とのライバル対決は、まさかに漫画の中のストーリーとも言えるものなので、プロ入り前から注目が高かった。

そのスター性を栗山監督が評価しているのがちょっとやっかいです。他の選手とは違ったスタートラインとにいるので、実力を無視してでも試合に出してもらえる。とっくに戦力外になってもおかしくない選手となってしまったのにも関わらず、甲子園での実績だけで評価している栗山監督と球団はファンから目の敵にされてもおかしくないですね、

 

斎藤が原点に戻った!

クイズに失敗し、その流れで先輩の飯山が自分のハンカチを渡すと右手で額をぬぐい、会場のボルテージは最高潮に達した。夏の甲子園で優勝した早実3年以来 9年ぶりに“復活”させた斎藤は「来年は日本一になるために開幕から全力で頑張りたい」と宣言し、ファンの拍手を浴びていた。

 

佑ちゃん イベントで“ハンカチ王子”9年ぶり復活、拍手浴びた

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151204-00000136-spnannex-base

 

 はっきり言うと、こういうことを前からしておけば良かった。斎藤ってプライドが高いようで、プロに入ってもまともに選手とコミュニケーションをとれなかったようです。オールスターに出場したときには、ベンチで一人ぽつんと佇む姿がテレビに映ってしまい、ファンからも心配される有様。

逆に田中は、笑顔でコミュ力も高く、ダルなどのエースクラスなども普通に話せるようです。2009年のWBCでも「マサオ」といじられても、素直に受け入れチームにとけ込んでいました。結局、まわりとうまくコミュ力を活かして溶け込める要素が斎藤には足りなかったということでしょう。

その意味で今回の「ハンカチ王子」復活は喜ばしいことだと思います。もっと最初からプライドを持たずにしっかりと話しておけばダルだけでなくて、歴代日ハムエースからも話を聞けたはずなのに……。

 

雑感

結局、斎藤はプライドが高いだけのように思います。もっと素直にアドバイスを聞いて、素直に練習すればいいのになあと。折角の才能なのに、もったいないです。

斎藤に潜在能力があるのは確か。田中と投げ合って再試合の後に勝ったのですから、潜在能力はある。しかし、向上心があっても、コミュ力や努力の方向性が必要になってくるのがプロの世界。田中はノムさん、佐藤コーチ、岩隈、ダル、日本代表の面々など、付き合ってきた選手が一流だけに、そこから大きなものを得る事ができた。斎藤も同じ条件ですが、うまく付き合えなかった結果、成長することができなかった。

私もコミュ力がすべてとは思えませんが、オールスターでぽつんと座っている斎藤を見ていたら、プライドの高さを感じてしまい、悲しくなりました。同じチームに岩隈がいた田中、ダルがいた斎藤。球界を代表するエースと同じときをすごせたのにも関わらず、実績も実力もまったく違うのも、そこに原因があるんじゃないかと。

ハンカチ王子と言われていたなら、プロ一年目が終わった時期あたりにハンカチ王子を披露してもよかった。メジャーだと新人は仮装するという掟があるようですが、チームにもとけ込む意味で、ハンカチ王子再登場というパフォーマンスも必要だったと思います。