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勧善懲悪って好評なのかな? お上が成敗する、弱者が強者に一矢報いるのが好き

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最近の日本人は勧善懲悪ものが大好きだと思います。時代劇がずっと放送されていて、半沢があれだけ視聴率が高かったので。勧善懲悪について書いてあるダイアリーを見て、色々と考えることがありました。勧善懲悪は確かに面白い。だって、「努力or想いが必ず報われる」んですから。どんな状況にあっても大逆転で勝つのが日本でいう勧善懲悪ですし。私も暴れん坊将軍が好きですけど、結局はお上(将軍や現代だと大企業や政治家)の力を使って勝つのが基本。まったくの個人の力で勝ち残る作品ってあっても話題になりませんよね。アメリカの作品は個人が戦うものがありますけど、日本だと少ない気がします。

 

下町ロケットも同じでした。中小企業が勝つのではなくて、大企業と組んで一緒に仕事をするという物語。根底には大企業に技術を認めてもらって、そこから活路を見いだすというもの。私としては、もっとグイグイ行ってほしかった。大企業と戦って、勝って、業界ナンバー1になって日本の財閥的な企業になるという話が見たかったです。だって、中小企業が大企業と組んで仕事をするってよくある話しですし。まあ、最後に努力が報われて、大企業のお偉いさんをギャフンと言わせるのは日本の勧善懲悪らしいですけど。

 

勧善懲悪が流行るのは、やっぱり心やお金に余裕がないからでしょう。善悪ハッキリしないとモヤモヤしますし、余裕がないとそのモヤモヤが許せないですから。何でもそうですけど、余裕が無い時ほど、シンプルなことをしたくなります。失敗したくないですから。江戸時代の歌舞伎や能には勧善懲悪はないみたいですけど、あの頃の江戸や堺は発展していて心に余裕があったはずなんで、そういう物語でも許せます。それに、勧善懲悪は「弱者が勝つのでスッキリする」というメリットもあるので、それも今の時代に受けている要因でしょう。

 

私は勧善懲悪は好きですけど、正直お腹いっぱいです。半沢の亜種、下町ロケットの亜種が小説でもドラマでも多すぎる。まあ、勝つプロセスは面白いですけど、たまには大企業にコテンパにやられる物語もあってもいいはずなんですけど。それも表現の一つですし。売れないでしょうけどね……。ふと、疑問に思うのは、下町ロケットの時に、よくモチーフのなんとか重工は文句を言わなかったなあと。普通なら企業イメージが下がるので文句言いそうですけど。広告代わりになったの問題なかったということでしょうかね。