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【書評】伊坂幸太郎のラッシュライフを読んだ感想

 

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

 

 

 

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

 

 

伊坂幸太郎さんの

ラッシュライフ」という小説があります。

主な主人公は5人。メインは4人ですけど、

最初と最後に女性の主人公がもう一人います。

 

 

伊坂さんの独特な雰囲気が醸し出されていて、

伊坂ファンに人気が高い作品です。

全員普通の人ではなくて、それぞれの人生が

詰め込まれていますから。

 

 

舞台は仙台でまだ楽天イーグルスが無かったころの話。

個人的に好きなのは、「好きな漢字」の話。

4人全員はこの好きな漢字をある場面で

紙に書きます。

 

 

人生を意味する漢字。

結構な意味があって、テーマの一人にもなっています。

 

 

伊坂さんの特徴的な構成で、

それぞれの伏線が徐々に繋がっていきます。

現実的なんですけど、少しだけ地に足がついていなくて

恐怖も混ぜ込んだ面白い話になっています。

 

 

私としては、黒澤という主人公が好きです。

特に重力ピエロも読むと余計に楽しめます。

空き巣ですけど、どう考えても探偵とカウンセラーが天職。

 

 

伊坂さんが東北大出身なので、

黒澤も東北大みたいなのですけど、

ある意味で頭の良い人。

 

 

探偵のように空き巣をしている描写があって、

何日も時間をかけて調査するのはまさに探偵。

ある意味で、探偵が探偵ではないミステリという

アンチテーゼなのかも。

 

 

黒澤は面白い人物でどこか達観しています。

堂々としていて、擦れ違う人がどんな家庭環境か、

どれだけ収入があるかという想像をしています。

 

 

これって、小説家にも必要な能力で、

擦れ違う人物がどんな人かを妄想しろというのは、

小説家になりたい人によく聞く話。

 

 

人をよく観察するのは小説家だけではなくて、

ビジネスや研究でも同じことですよね。

 

 

ラッシュライフは読むやすいので、

伊坂さん初心者でも安心の小説です。

4人のストーリーも面白くて、

最後に人の信念の大切さをいうことを感じさせてくれます。

 

 

何事も信念って大事ですけど、

小説という形でそれを知れる。

そういう作品です。