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【書評】伊坂幸太郎さんのモダンタイムス

伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」

文庫だと上下巻の長編ですけど、これはかなり奥が深い。

検索ワードで巨大権力に追いかけられる恐怖が

延々と続きます。

 

 

私としては、上巻と下巻で印象がまったく違います。

上巻はひたすら恐怖で、下巻は少しほのぼのした感じがありますから。

まあ、総合的に言うなら、奥さん怖いけどカッコいいの一言。

 

 

主人公の奥さんが極度のストーカー気質というか、

執念深く嫉妬深いので、主人公は散々な目にあります。

浮気を疑われて、プロの喧嘩屋みたいな人に監禁されるとか。

 

 

特に序盤は検索よりも、奥さんの恐怖でちょっと怖い。

個人的には、その喧嘩屋さんがぶっとび過ぎてて

逆に好きになりましたけど。

 

 

この物語は検索の恐怖を伝えてきます。

国という巨大国家、権力が秘密のために

特定の検索ワードを使った人を恐怖に落とす。

 

 

実際にこんなことがあったら恐怖でどうにかなりそうですよ。

 

 

キャラクターの設定も面白くて、主人公は普通の凡人。

適度に働いて、適度に浮気して、適度に殺されかける。

そんな話。伊坂さんの主人公っぽいですけど、

まわりの人物が面白いんですよ。

 

 

中盤あたりに、変な人の言いたい事の先読みができる

おばちゃんが出てきますけど、この話の中で1、2を争って好きです。

昔は超絶美人という設定なんですけど、話が面白い。

会話とかすごく面白かったですし。

 

 

最後は、ヒーロー物のように終わります。

半分ハッピーエンド、ハンプンバッドエンドみたいな展開。

実際には、1度流れた力は止まらないとかそういう話です。

 

 

最終局面では、実はこの話の数十年前を語った、

「魔王」で出てきた場面が出てきます。

割と面白いので、読んでみてはどうでしょう?