人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

マジで恐ろしい外食産業 単純作業と複雑仕事の違いって一体……

delete-all.hatenablog.com

かなりハードな内情を暴露しているこのブログ。今回は外食産業の難しさ怖さを綴っていて、そりゃ若者は就職したがらないなと思ってしまった。私はアルバイトとしてスーパーでの経験はあるけど、外食産業の内情はわからない。だからこそこの記事を読んで、年配の方ですら現場に出動するという現実を知ってしまい震撼してしまった。

 

単純作業とは言い換えると誰でもできる仕事という意味で。特に傲慢な企業経営者からしたら替えのきくロボットのような存在。だからこそバイトを雇って人件費を減らすことが可能になってくる。逆に複雑作業というのは専門スキルのある誰でもできない仕事と言う意味。代表的なのは通訳、研究職、弁護士、医者。これらは専門スキルをフルにつかって、バイトでは到底できないような業務内容となっている。だからこそ報酬は平均よりも高くなる。

 

今回の外食産業の話を見ていると本当に誰でもできる仕事という印象を受けてしまった。それはバイトがドタキャンしても成り立つような環境だから。何も知らない素人でも替わりが務まるそんな世界。非常に恐ろしい。特に二つの意味で。

 

一つは、ロボットに簡単に代行されるということ。今は良いが将来10年後先にはかなりの部分がロボットに代行されるかもしれない。AIは進歩し、ノウハウを自分で学び出したら初期コストだけで済むロボット最高の人材。バイトも半分ほどいらなくなる。もう一つは、管理職ですら現場で手伝うということ。それほど人出が足りないのか。本来なら会社で社員を管理するのが仕事の一つであり、現場は現場の人に任せるのが基本のはず。それほど外食産業の人手不足は深刻ということなのだろう。

 

外食産業というよりも、単純作業の仕事場はロボットに取って替わられることになるでしょう。簡単な仕事内容なのに人が足りない。本当に何かがおかしい。若者は将来があり、時間が有り余っているのでバイトに対する意識が低い。でも、将来は複雑な仕事に就きたいと思っている。私は単純作業でも真剣にするべきだと思う。バイトをドタキャンなどは私のバイト経験ではあり得ないことだが、この業界では普通らしい。大学の先輩後輩からも同じような話を聞いたことがある。

 

ニュースでも外食産業は人手不足で正社員の方が地獄を見るという話を見たことがある。バイトはドタキャン、それを正社員がほぼ無給でカバーするといった最悪の環境が今の業界らしい。ひどい話だが、バイトの賃金がそれほど低いということになる。だからドタキャンしても気にも止めない。最近は外国人のバイトが増えていると聞いたが、彼らは本当に真剣。というよりも、バイトで得られる賃金が母国ではかなりの価値になるのでそりゃ真剣になる。

 

そういうことを色々と考えていると、今の若者はもう少し考えた方がいいと思う。バイトが何個もあるのは今だけ。その内ロボットや外国人に取って替わられる。若いと将来はカッコいい仕事に就きたいと思いがちだが、そのような仕事に就けるのはほんの一握り。昔から聞く話であるけど、若者はもっと真剣に将来を考えた方がいいと思う。高度経済成長、バブルのように将来がなんとかなる世界では日本はもはやない。学歴があって一流企業に就職して出世するか、専門職に就くか、起業して業績を伸ばすなどが実現しないと中々人生を安定に暮らすことができない世の中。人手不足なら逆に私が変えてやる的な若い人が出てきてもいいと思うのだが。