人生のおつまみ

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シャープを買いたくない理由はわかります 海外の小会社になった印象が強い

シャープはホンハイの傘下に入りましたけど、日本人としては複雑。日本の企業が海外の企業の傘下に入るのはショック私たちからしたら購買意欲はどうしても減退してしまう。

 台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で経営再建を目指すシャープが、鴻海との資本提携に調印した直後に実施した消費者モニター調査で、「今後商品を購入 したいと思わない」との回答が3割超に上っていたことが17日、わかった。長引く経営危機と買収劇の裏で、消費者のシャープ離れが進んだとみられる。今月 中にも鴻海から社長を迎えて新体制に移行するシャープにとって、消費者の信頼とブランドイメージの回復が急務だ。

シャープ離れ深刻 消費者調査で「買いたくない」3割超 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 ブランドイメージはどうしても低下してしまいます。私たちは海外の企業、特にアジアの企業については良いイメージを持っていません。アジアでのナンバー1は日本という自負がありますし、国産家電の方が質がいいのは確か。私たちからしたら、ホンハイの傘下に入ったシャープはもうシャープではないですから。シャープという名前は残るそうですけど、「ああ、買収されたシャープ」かというイメージになってしまいます。海外の傘下に入った、所謂、下請け企業になった印象があるので買う時には躊躇してしまいますね。CMは良いと思います。蚊取り空気洗浄機も奇抜で気にはなりますけど、そこまで欲しいとは思えない。シャープのブランドイメージ低下は深刻な問題ですよ。

それに、傘下に入った経緯もひどい。国が手を差し伸べたのに、経営陣が自分達のことを優先して待遇の良いホンハイの傘下に入ったので。もうどうしようもないです。商品がいくら良くても、経営戦略もヘッタクレもない状況の経営陣がいくら頑張っても今はもう無意味。責任も取らないで、どこかに行ってしまった。まあ、天下りではないですけど、知り合いの大企業の経営者に頼んだりして、どこかの子会社の取締役とかに収まるんでしょう。現場は良いのに経営陣がアホだからシャープはなくなってしまった。責任を取るなら、自分を犠牲にしてもシャープを日本の企業として生き残らせるべきだったのに。

私は3割というのはまだ少ないと思います。ただ、今はまだ傘下に入って間もないので、実感がないだけ。一度製品の不具合が出ると途端に評価が下がって人気はさらに下がるでしょう。安いならともかく、他の日本の大手家電や携帯メーカーと同じ値段なら、シャープのものを買う理由はない。シャープとしてはブランドイメージを向上させたいみたいですけど、海外の傘下に入ってしまった以上、以前のような評価は得られないです。年々人気は下がっていくでしょうね。悲しいですけど、それが現実。