人生のおつまみ

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【書評】なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか

近大は近畿大学のこと。関西では知っている人が多い大学ですけど、京大、阪大、関関同立に比べて知名度はイマイチでした。それが近大マグロなど色んな改革によってどんどん良くなっている。街中の大学って感じだったのが、オシャレな大学に生まれ変わっていますよ。

 その近大について書かれた『なぜ関西のローカル大学「近大」が、志願者数日本一になったのか』 ホリエモンも帯で評価していて、結構面白い本でした。近大が生まれ変わった要因は色々あります。一つは女性に向けた改革です。

女性向けの改革が上手に行った!

女性に向けて改革したってのがすごい。デパートでは女性をターゲットにして商売していますから。私の母もトイレが綺麗な所を評価していて、女性は綺麗好きだからこそ、美しい大学にしたのが近大。一昔前は、体育会系の大学で、野球やボクシングが強かったです。関西で特に有名な赤井英和さんの母校で、本当に男の大学って感じでした。それが、改革で女性も受け入れる大学に変わっていましたね。

読んで思ったのが、女性向けのカフェタイプの空間、トイレが男性トイレの2倍の広さ、校舎のデザインがオシャレと今までいなかったタイプの学生を受けれるようにしたようです。私学なので、大学もビジネスしています。国立と違ってネームバリューもそこまでないですし、医学部はありますけど、頭の良い人は京大、阪大に行ってしまいます。それを何とかするために女性を集めたのがすごいなあと思った一つのポイント。

心理学や社会学を混ぜた総合学部や文系も受験できてインテリアデザイナーなども目指せる建築学科を作ったのが評価できます。私も今学生だったら選択肢の一つに入るかもしれません。関関同立並に有名になりつつありますから。男性も女性が多くなったのでモチベーションも湧きますし、やる気が出てくる。私の通っていた大学は男性の比率が高くて、ある後輩が学会で私学に行った時に、「こういう大学に行きたかった!」と言っていました。それぐらい、男性と女性の比率が近いとモチベーションが上がる。近大って偏差値的には高いとは言えないですけど、どんどん革命していって、10年後ぐらいには国立大学並みの大学になっているかもしれませんね。