映画ラピュタに見るネタ要素を盛り込む必要性
ラピュタについてめちゃくちゃ詳しく書かれているエントリーで読んでいてびっくりしました。幻のエンディングもありそうな伝説で、少しほっこりとします。今日はラピュタに見るネタ要素の重要性の話をしてみようかなと。ラピュタって映画としてはあまりヒットしませんでした。しかし、隔年ぐらいのペースでテレビで放送されるにつれて人気が爆発し、ツイッターで「バルス」ツイートでサーバーが落ちるといったような現象も起こっています。ラピュラがここまで長くヒットしているのは、主人公とヒロインの関係性、ドーラ一家の義賊感、ムスカの冷酷非道さなどが王道アニメとして揃っているから。さらに、ムスカのキャラも強烈で名言と呼ばれるサイトまであります。
近年、もののけ姫あたりからネタキャラが出てこない印象があるジブリアニメ。宮崎監督のやりたいことをチャレンジしていった結果、ジブリを理解できる人が少なかったのが一つの原因であり、それを具現化するネタキャラの弱さに根本的な要因があると思います。作品ってキャラクター性がとても重要で、キャラの生き生きとした生き様に惹きつけられます。ジブリはムスカ大佐までとはいかないまでも、奇抜で印象に残るキャラクターと作る方がいいんじゃないかと僕は思います。
ちなみに、となりのトトロのカンタもすごく印象に残る青年。サツキへの照れと、飛行機を「ブーン」と言って手で振り回すシーンは今だに心に残っています。