人生のおつまみ

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古典を読めと言われるショーペンハウエル『読書について』ービジネス書・小説は役に立たない?

ショーペンハウエルの『読書について』は読んだ時には、読書はするなというニュアンスはどこにも感じ取れなかったです。

読書は、他人にものを考えてもらうことである。(岩波文庫、斎藤忍随訳。以下同)

世間ではこれは名言らしいですけど、そりゃそうでしょうと。読書って対話することなんで、他人の話を聞くことと同じ。他人がものを考えて、それについて自分の意見を頭の中に思い浮かべる行為。それが読書。

ネコナガ (id:nekonaga) さんの以下の文章はまったく同意。

古典を読め

ただ、それだけ。僕としては、世間で流行っているビジネス書って真剣に読むべきだとは思いませんし、日本のビジネス書って自己啓発の一種ですから。海外の本の中にはまともに研究して、その研究結果から考察されたことが書かれた本もありますけど、日本だと完全に自己啓発ですからね。もちろん、目的があったり、人生で迷っていたりする時に読んだりするのは良いですけど。

専門書を読んで、合間にビジネス書とか小説を読んだらいいと思います。折角の人生なんで、ちょっと興味ある分野の本とか読んでみるのもいいです。難しいからこそ自分なりに解釈できた時の快感がありますから。『読書について』は短いので隙間時間で読めますし、哲学書とか理学書と違って、前提知識が必要なほど難しく書かれてはいないので、読みやすい部類だと思います。『読書について』を読んで読書について深く考えてみるのもいいと思います。