人生のおつまみ

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タイプの違う『撮り鉄と乗り鉄』ーカメラマン気質が問題なのかも

撮り鉄が社会的に問題になっているようです。撮り鉄とは鉄道の写真を撮影するマニアのことであり、まわりよりも自分の写真優先となり、お客さんや駅員と度々トラブルが生じているそうです。

前に、ネットか何かの記事で、「紳士や乗り鉄とおかしい撮り鉄」みたいな話があって、金銭的に余裕がある乗り鉄とそうではない撮り鉄の比較が興味深かったです。

撮り鉄ってカメラマンの気質に近いのかのしれません。自分が美しいと思うものを撮るためにはまわりの迷惑を考えない。ドラマの撮影と似ていますよね。余分なものは絶対にフレームに入れたくない、だから迷惑になっても邪魔なものは排除するという考え。

怖い人達だとは思います。鉄道マニアには種類があって、乗り鉄の友達がいましたけど、撮り鉄に良い顔はしなかったです。やっぱりマナーの悪さが一番の要因と言っていましたし、ある意味で写真って自分のエゴがないと美しい写真、まわりに褒められる写真は撮影できないので、ちょっと変な人が多いのだと思います。

テレビなどでカメラマンの特集とか見たことがありますけど、ちょっとクセがありますよ。何と言うか、職人なんですけど、エゴが強いというか。写真って完全な主観な世界で、芸術の業界に近く、独善的であったり自己顕示欲が強くないと成功できない業界なんでしょう。

カメラマン気質に近いのが撮り鉄だとしたら、マナーが悪くなるのは当然の話ですし、ただ写真を撮影しているだけなので警察も動きにくい。もちろん、善良な人もいるんですけど、写真を撮影するために、何でもする人がいたりして、それがニュースになっているのを見ると悲しい気分になりました。迷惑するのはまわりだけ……。

技術の進歩で誰でも撮り鉄になれるようになったのも、一因かもしれません。フィルム時代には、誰でも簡単に大量の撮影はできなかったわけなんで。問題になっていますけど、具体的な対策が立てにくい問題だけに駅員さんの苦悩が続きそうです。