人生のおつまみ

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勤務時間16時間は働きすぎな『職業教師』ー予備校スタイルでいいのでは

勤務時間が16時間という先生のツイートがあったらしいのですけど、教師の勤務時間って、どんどん多くなっているように思います。モンスターペアレント、ペアレンツという言葉が出来て、教師<生徒の親という図式が鮮明になってきました。

 

正直な話、学校は予備校スタイルにしてもいいのかもしれません。先生は義務教育の中で教えれることを教えるだけの存在になるということ。これだけ一人の先生の負担が大きくなると、とてもじゃないけど先生という職業は続けられないです。

 

予備校スタイルにすると、

  • 機械的に授業ができる
  • 私立なら進学率が上がる
  • 余計なストレスがなくなる

というメリットがあるのではないかと。

 

教師の勤務時間が16時間ということは、8時間にさらに8時間。朝8時から仕事が始まるとすると、夜中の0時が終業時刻。どんなブラック企業ですか……。学校も体罰とか色んな問題がありますけど、先生へ負担が大きすぎてひどいなと感じるようになってきました。

 

海外はわかりませんけど、日本だと教師=聖職者みたいなイメージですよね?お金よりも生徒のことを考えろ!みたいな風潮。けれど、教師だって人間ですし、お金を得るために教師になっている場合もある。特に数学の教師は東大など、高学歴が多いですけど、教師ぐらいしか選択の道がなかったりするんですよ。

 

別にすべての教師が人格者ではないですし、もういっそ、機械のように勉強のことだけ教えてあげればなと思います。

 

僕は教師が嫌いです。良い思い出も悪い思い出もありますけど、結局自分で勉強した方が早いですし。でも、基礎的な部分はまだまだ必要だと思いますし、勉強の部分はそれでよくて、後は生徒をまとめる部分だけ特化していけばいいなと。

 

そもそも、親がしっかりしていないことが原因なんじゃないでしょうか?親が先生に甘えていて、代わりにしっかり見ろよとまるで保母さんみたいな感覚。僕の頃は、親にも先生にもよく怒られましたけど、理不尽なものはあまりなかったです。

 

最近は、虐待問題などもあって中々に難しいのも事実。思うんですけど、教育ってもう二極化が進んで戻れない所まで来ているのかなと。お金持ちは進学校に言って、レベルの高い教育を受けることで有名大学などに言って、良い企業に就職して年収も高くなる。

 

昔のように、今は苦学生をしても中々大学に合格できないようになってきたらしいです。予備校がどんどん進化して有名大学への合格ノウハウを確立させているために、それを知らない普通の高校生は受かるのは昔よりも難しくなっているとか。

 

しかも、お金の都合から浪人できない人も増えているので、ますます教育格差は広がっていくばかりなんですよ。教師の負担が大きくなっているのは、格差が広がってその不満が先生達に向かっているのかなあと抽象的に考えてしまいました。

 

残業代もおそらくないんでしょうね。公務員の方が多いでしょうし、私立でも進学校で無い限りは高収入ではないはず。いまだに学歴が支配している教育界なので、公立でしかも若手だと安い給料で働く人がほとんど。怖い業界です。

 

 先生になる人ってどんな人だろう?

僕の勝手な偏見なんですけど、教師になる人って、子供好きな人が多いと思うんですよ。それか理想の先生像がある人か。でも、現実は厳しくて教師は過酷過酷&過酷。生徒・親・上司にあたる先生とブラック企業もびっくりな構図ですから。

 

教師になる人は、他に就職できる口がない場合もあったりします。特に数学系はびっくりするぐらい就職の口が少なかったりします。理系でも異質な存在で、哲学みたいな部分があるので、はっきり言うと、変な人が多いです。

 

だから、高校に行って数学の教師の学歴を聞くと、東大とか京大とか普通にいますから。国語や社会の先生って学歴はほとんど言わないのに、数学の先生だとなぜか学歴をポツンと言ったりします。これは僕が試験で受けた問題ですよ〜てな感じで。

 

要は、先生になる人って変な人が多いです。大人になった今だと鮮明に分かりますね。軍隊までは言わないですけど、体育教師とかひどかったですし。今思うと、愛のない体罰でした。本当に怖かった……。国語の先生も変な人が多くて、困ったこともありましたね。

 

ただ、社会の先生はびっくりするぐらいコミュ力があって、しかも授業が面白いという先生もいました。独自のプリントを作って、ノートは取らないでいいから、このプリントを見てくださいってな感じで授業が進んでいきました。世界史でしたけど、僕は90〜100点を取ることができて、世界史が好きになりましたし、いまだに憶えています。

 

僕の実感だと、社会の先生は良い人が多かったです。おそらく一般企業に勤めていた経験があったんでしょうね。色んな話を聞かせてくれました。社会ってある意味で、一番要求される分野なんで、コミュ力が高くなるのも頷けます。

 

先生には変な人が多かったですけど、今はそんな先生も潰される時代になりました。本当に怖い時代です。ストレス社会の中でも、一番ブラックな業界かもしれません。生徒、生徒の親、教頭・校長、教育委員会など戦う相手が多すぎますから。

 

教師の存在意義

最近、教師の存在意義がわからなくなってきました。教師って機械的に教えるだけで良いと思います。立派な思想を持った教師ほど排除されますし、親も面倒ごとはごめんですから。

 

思うんですけど、スーパーなどの「お客様は神様」的なスタンスが学校にも適用されているのかなと。生徒は神様、じゃあ生徒の母親は女神さまと言った具合に、クレーマーも真っ青の罵倒の嵐。この「お客様は神様」ってそういう意味ではなくて、あくまでお店側の視点であって、お客が神様のように振る舞えって意味ではないのですが。

 

教師の存在意義って何なのでしょうね?こんな勤務実態だと目指す人がいなくなるとは思いきや、収入的には安定で、しかも教師に夢を持っている若者は少なくないので教師という職業がなくなることはないでしょう。ストライキは日本人はまずできませんし。

 

教師って難しい職業ですけど、もういっそ、全部親に任せたらいいのかもしれません。塾・予備校に行って勉強の分野はそちらで学んで、学校生活の道徳的なものを教えるのが教師。そんな役割分担で良いと感じるようになってきました。

 

 

 

参考サイト