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広島カープの優勝は素晴らしかったー黒田と新井の抱擁は感動した上に長年の想いも伝わったがCSと日本シリーズが心配

セ・リーグ優勝を広島カープが見事決めました。東京ドームの巨人相手で、先発は黒田というちょっと出来過ぎな気もしますけど、優勝できて良かったと思います。僕は楽天ファンなので直接的な広島カープファン視線での感動はないですけど、広く野球ファンとして、同じ弱小チームと言われていたチームのファンとして胸に来るものがありました。25年ぶりとのことですけど、30代の人も当時は小学生ぐらいなので記憶に残っているかは怪しい。逆に、メイクドラマで巨人に逆転優勝された記憶の方が印象に残っている可能性だってあります。今回の優勝は黒田と新井という広島低迷時代の主力がベテランとして活躍したからこその優勝という側面もあります。優勝というのは素晴らしく、広島ファンの一生の思い出になること間違いなし。25年も待ったのですから、一気に想いが噴射してもおかしくないですからね。地元での優勝はできませんでしたが、CSは本拠地での試合なので、確実に勝ち抜けの瞬間を球団とファンが一緒に体験することができます。まだ少し先ですが、今からファンのチケット争奪戦が予想されるので、現地で観戦できる準備が必要になりますね。CSを勝ち抜けるかはまだ未知数ですが。

 

野球の優勝のシーンはいつ見てもいいですね。僕はスポーツニュースで知りましたけど、最後のアウトは新井が決めました。最後の最後には新井のグローブに入るあたり、「持っている」ってことでしょう。新井も阪神に移籍する時に、「辛い」ですと涙を流して会見していましたけど、それが逆に広島ファンを怒らせたと聞いています。辛いならなんで涙を流して出て行くの?素直に強いチームに行きたい!と言った方がまだましという具合に。しかし、去年広島に戻ってきた時には温かく迎えられ、チームの一因として復活しました。阪神ではツゲラとか呼ばれて、面白いキャラとして定着はしていましたけど、優勝は経験できなかったという辛い思い出もありますけど、広島に戻り、広島カープで優勝を経験できたという事実。広島の生え抜きで、人気の高い選手でしたが、阪神に移籍して広島・阪神からみても微妙な立ち位置になってしまった新井選手。今シーズンの優勝はそんな新井に対しての、神様からのご褒美なのかもしれません。それぐらい衝撃的・感動的な優勝となりましたから。ずっとひた向きな姿がファンの心の中に残っていて、今回の優勝で実を結んだのでしょうね。

 逆に黒田はファンの後押しで広島を出て行った選手。国内FA権を取得しても広島から移籍しなかった漢気(男気)の選手。海外FA権を取得して、メジャーリーグに挑戦した広島のレジェンドの一人です。メジャー時代には、ヤンキースにも在籍していて、田中将大にもアドバイスしたりとベテランらしい選手。アメリカでは安定した成績を誇り、一つの目安となる3年間以上活躍しました。一昨年には20億円を蹴って、広島に戻ることを表明したことが話題に。広島ファンメジャーリーグファン、国内の野球ファンを虜にしました。それが黒田=男気という等式を作り、球界のレジェンドになった瞬間でもあります。広島カープも異例の年俸で今年は6億円という破格の年俸。カープはケチで2億円が上限とも言われていたのに、ここで最大限の投資をしました。これが今年の投手陣の飛躍に繋がったのだと思います。野村も15勝して大成しそうですし、怪我でいまは療養中の福井も復活しましたから。黒田の投球ノウハウは若い選手に引き継がれて、これからの若手のお手本となるでしょう。新井とも仲が良くて、優勝の抱き合う瞬間は二人の想いが混じり合った瞬間ということなんです。本当に素晴らしい。

 

黒田も優勝にかける想いは本物だと思います。ただ、今年当初のインタビューとか読んでみると、優勝ではなくてカープに貢献というニュアンスの記事があったのですけど、黒田自身は優勝をそこまで意識していなかったのだと思います。優勝よりも、Aクラス、良ければ優勝みたいなスタンスだったのかなと。今年の優勝は黒田の予想よりも遥かにチーム力が増して、トップを取れるに十分な戦力があったからこそ。黒田の投手を見て若手も成長しましたし、やっぱりチームにはベテランが必要で、その背中を見て若い人が育っていく。もちろん、新井も同じ打者も全力疾走、打撃へのこだわり、特に新井の右打ちはすごく上手い。4番からの重圧から開放された広島ではチーム打撃を徹して凄まじい選手にまた成長しました。阪神の4番はファンから罵声がありますけど、広島では比較的温かいですから。今年はケガ人が多くて、新井が中核になりましたけど、それでもチーム優先の打撃で、引っ張る4番ではなくて、繋ぐ4番として存在感を出していました。黒田と新井の二人の想いが若手を成長させて、広島を優勝へと導いたのだと僕は思っています。インタビューでも楽しそうでした。

これから心配なのは、CSと日本シリーズのことです。ソフトバンクホークスが絶対的な戦力を誇っているにも関わらず、秋のCSで敗退することを『秋の風物詩』などと揶揄されていましたけど、短期決戦はそのぐらい不安定なものです。アドバンテージとして、1勝がファイナルステージでは広島に付与されていますけど、不安なのは不安です。2位と3位のチームはファーストステージで戦い、その勝者がファイナルステージで広島と戦うことになります。たった一つの敗戦で流れが変わって、敗退に繋がることのあるCS。パ・リーグではロッテが下克上をして、優勝はせずに日本シリーズに進出したことがあるぐらい、難しいゲームです。セ・リーグでは中日が勝ち抜いたことがありますが、広島もファーストステージを勝ち抜いてきたチームを警戒するに越したことはないです。その先に日本シリーズがあるので負けられないのは分かりますけど、冷静に戦うことが要求されています。チーム内では短期決戦の経験がある選手は少ないので、OBに聞くなりした対策が必要かと。

 

それにしても、CSって評判が悪い。結局の所、「優勝していないのに日本シリーズに出るなんておかしい」ってことなんでしょうけど。確かに、日本シリーズに進出するのは、優勝したチーム同士というのが、CS導入前の話。だからファンとしては、納得し難いものがあります。しかし、球団からしたら別の話で、「とにかく儲かる」るんです。そのポイントとしては

  • 消化試合が減って、観客動員数が増える
  • 2位、1位のチームは本拠地でCSを開くことができる

です。消化試合が減ることで、CS争いのために戦うチームを真剣に見に来る人が増えますし、本拠地で開かれるCSは本拠地のチームがほぼすべての収入を得ることができます。日本シリーズは、NPBの主催試合になるので、NPBが得た収入の中から分配金が球団に支払われますけど、CSは本拠地の主催チームの収入になるのでまったく得れる収入が違います。秋のシーズンオフが近いのにも関わらず、贔屓のチームの試合が見れるとあって、多くのファンが集まりますから、かなりの収入が見込めます。球団から見てもファンから見ても楽しむという意味では、有用な短期決戦とも言えますよね。問題はあるとは思いますけど。

 

広島はこれからが正念場。黒田も一時登録抹消して、CSに向けた調整に入りました。新井は打点王などのタイトルがかかっているので、チームに合流させながら調整するのでしょう。現役選手で優勝チームとして、日本の短期決戦を経験しているのはわずかなので、広島は今からの過ごし方が大切。戦力的には負けなくても6試合(1位チームにアドバンテージ1勝があるため)という短期決戦の中でどれだけ戦えるのかがポイントになります。僕の楽天は2013年にCSを戦いましたけど、難しいと思いました。田中・則本がいても不安はありましたし、割と精神的にはギリギリでしたから。広島もジョンソン、野村、黒田といますけど、残りの投手には不安要素があります。短期決戦を戦い抜いて勝ち残ったという経験をOBなどから聞くなりして対策するしかないなと。精神的にも大丈夫でも、体が緊張している場合もありますからね。楽しみですけど、だからこそ負けられないというプレッシャーが広島カープを襲います。優勝チームの意地は見せてほしいですけど、シーズン中のような神ってる野球を緒方監督を筆頭に、黒田、新井、鈴木が引っ張ってほしい。