人生のおつまみ

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色んな想いが詰まった『偉人の名言』ー本当に本人が言ったのかな?

名言を見るとモチベーションが上がる気がします。不思議な力を持つ言葉や文章なんですけど、偉人の名言には説得力がありますね。でも、実際に偉人の名言って本人が考えたものなんでしょうか?他の人の発言をパクったり、その当時普通に言われたことを言っただけとか。「偉人」というだけで、何気ない言葉が名言になったりすると思います。本当に名言って本人が言ったんでしょうか?意外に誰でも言えることでも、偉人が言うと意味合いが変わったりするんで、一概には言えませんけど、偉人の名言って胡散臭い部分はあると思います。それでも、メンタルが良くなったり、やる気が出たりするんで、変な追求はしません。日本人は名言が好きですよね。海外は知りませんけど、ツイッターでも偉人の名言botなんてものが乱立されていますから、それぐらい人気という証拠。本も出版されていて、松岡修造さんとかジョブズの名言集なんてものもあって、社会的に成功している、インパクトがある人の名言は有り難いのかもしれません。

名言集とか読んでいると、確かにこれは納得できる・共感できるみたいな発言はたくさんあります。共感すると、精神的に安定になって、偉人ができたんだから僕・私にだって出来る!みたいに思えてくるから不思議。ある意味、洗脳なんじゃないかと思ってきますけど、まあ良い意味での洗脳ならいいかなと。人生苦難の時がありますし、何もしなくて悩んでいるなら、名言一つで変わったらいいなと。ホリエモンかな?人生しんどくてどうにもならなかったら、瀬戸内寂聴さんの話とか読んで見たらと言っていたように思います。

別に瀬戸内寂聴さんでなくてもいいですけど、本屋とかネットで名言を調べて自分のやる気が引き出せればそれで良い。人間は弱い生き物なんですけど、だからこそ同じ人間の話とか言葉で変わったりするんでしんどい時、疲れている時には偉人とか有名人の言葉を参考にしたらどうでしょう。僕としては、瀬戸内寂聴さんはかなりおてんばというか、イメージと違った人生を歩まれているんで、結構面白い。なんというか酸いも甘いも体験しているから、名言にも説得力があります。でも、最終的に松岡修造さんの名言に落ち着くわけなんですけどね。松岡さんの名言は天然入っているから笑いながら楽しめます。笑いって大事。

ネットで松岡さんの記事とか見かけますけど、松岡さんがめちゃくちゃボンボン(お金持ちの息子)です。

阪急電鉄宝塚歌劇団などの阪急東宝グループ創始者の小林一三の孫で、後に東宝第11代社長となる実業家の松岡功と元宝塚歌劇団星組男役スターであった千波静との間に三人姉弟の次男として生まれる。父親の功は元テニス選手であり、甲南大学在籍時に全日本学生テニス選手権大会で単複優勝し[3]デビスカップ日本代表に選出[4]。1955年の全日本年間ランキングでは宮城淳加茂公成に次ぐ3位を記録する国内トップ選手の一人であったものの[5]家業を継ぐため大学卒業を機にテニスとの関わりを一切絶ち、自身のテニス選手としての過去を子供達にも全く話さなかった為、松岡はテニスを始めた当初父がデ杯代表選手であったことを知らなかった[6][7]

松岡修造 - Wikipedia

 初めてこれを知った時には、すげえ……と思いました。関東の方だと阪急グループって印象が薄いかもしれませんけど、関西だとビッグブランドでデパート、電鉄、不動産とかなり有名なグループ。かなりブランド力が高くて、阪急=お金持ちってイメージが出来上がっているぐらいなほど。テニスで大成したとはいえ、あの天然はお金持ちの雰囲気だったのかと妙に納得した憶えがあります。それを抜きにしても、テニスでの実績もありますし、解説も丁寧で(よく暴走しますけど。特に錦織の試合で)、印象はすごく良い。松岡さんの父親もテニスの有名選手とのことで、お父さんは松岡修造さんに一種の夢を託した形になったのかなと。これだけのグループなんで、次男とはいえ、後継者として育てたかったはず。嫌みもない、というか天然すぎてそこら辺のお笑い芸人よりも面白いんですけど、テニスのことになると熱気がすごくてまさに鬼軍曹。子供達に真剣にテニスを教えていた時には、怖すぎてテレビの前で僕はビックリしました。

 

結局、名言ってその偉人・成功者の人生を追体験しないと中々自分の中に入っていかないと思います。確かに表面上はわかるようになりますけど、偉人の人生、考え方などを頭でイメージすることで共感できたりします。松岡修造さんも同じで、テニスへの熱気、生まれ育ち、錦織選手への対応、テレビでの変な解説を見ていると名言の受け取り方も変わってきます。やる気が出るかどうかはその人次第ですけど、名言と一緒にその人をWikipediaで調べて、「この人はどういう人なんだろう?」とか「なんでこんな名言言ったのかなあ?」と考えることから得るものは多かったりします。僕は松岡修造さんとアインシュタインの名言が好きなんですけど、二人に共通しているのは、やっぱり信念かなと。松岡さんはテニス、アインシュタインは物理への想いが強すぎて、こっちが圧倒されます。そう考えると、嘘の名言でも、本人もそういったのかな?もしかしたら言ったのかもとなってしまうので、最後の最後は自分の受け取り方の問題かもしれません。