人生のおつまみ

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お見合い結婚への憧れと恋愛結婚ー運命論って好きなのは仕方ない 「君の名は。」もそうだったし

結局皆、お見合い結婚に憧れている。

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最近、お見合い結婚が見直されているように感じます。逃げ恥の影響でもありますけど、あくまできっかけなだけでみんな恋愛結婚に疲れている人も増えているじゃないかと。電話やメールの普及で、男女間で連絡を取りやすくなった今の世の中。昔だったら、そんなものはなかったり、出たとしても親が出たとかで中々恋愛を自由に味わえる空気ではなかったと聞きます。ほとんどが近所の付き合いや政略結婚に近い状況だっと。それが今は恋愛しやすくなり、LINEで簡単に意思疎通ができて、幅広い交友関係の中から自分の相手を選べるようになった。悪いことではないですけど、みんな疲れてきたんじゃないのかなと。逃げ恥ブームはそんな感情を代弁しています。ドラマが放送されて、昔ながらの相手の素性がよくわからないけど、徐々に分かりあって一緒になるというパターン。運命の相手が先にいて、それが徐々に恋愛感情に育っていくという古風な展開。すべてが上手くいくわけではないですけど、お見合い結婚は仕方ないから一緒になったけど、一緒になったら良い所をたくさん見つけられた的なことなんでしょうね。

 

お見合い結婚は、最初は相手のことがよくわからないけど、それがいつしか個人と個人との繋がりに変わっていく展開が理想です。中々そうは上手くはいかないけど、この徐々に相手との関係が変わっていくのが日本人が好きな運命論なんですね。家の都合で一緒になったけど、気づいたらずっと一緒にいるという展開。ただ、家と家との繋がりがあるので、力関係において男性が強い場合があって、それが実際のドラマと現実の違いなのかなと。星野源さんがあんな純粋キャラだったからいいですけど、亭主関白で妻のことを格下に見るような人だと理想のお見合い結婚は難しい。僕の祖父母世代だとそれが普通だったのかもしれません。まだ日本が貧しかったですから、力のある家に嫁がないと生きていけなかった時代。現代に置き換えても、同じではないかとは思います。恋愛結婚は肉食系な男女がして、お見合い結婚は草食系や世間体のために結婚するといった住み分けでできるかもしれませんね。日本人は運命論が大好きですけど、最初に未知の相手と偶然一緒になり、そこから恋愛に発展して、結婚というストーリーは確かに美しい。起承転結がはっきりしていますから。国語教育で起承転結を教えるのって、お見合い結婚のためだったのかなあ〜。