人生のおつまみ

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熊本のゆるキャラ「くまモン」から学ぶ、生きる方法と可愛さから来る未来

熊本のゆるキャラの「くまモン」 可愛いだけではなくてしっかりとした売り込みを経て今の人気に繋がっているようです。今回は「くまモン」から学ぶ、しっかりとした生き方について考えながら買いていきます。

「熊本には三つの宝がある。熊本城、阿蘇、そしてくまモン

 ここまでいえるのはすごいこと。熊本城と阿蘇は昔から知られていますけど、最近では、「くまモン」まで追加されています。可愛いので、年代を問わず知名度の高いキャラクターですね。三つの宝にまで昇華されたくまモン

2011年3月に九州新幹線が全線開通。それを前年に控えたタイミングで「くまモン」は、PRキャラクターとして2010年3月に誕生しました。

 九州新幹線開通がきっかけになって誕生したくまモン。PRキャラクターがいまや知名度が全国区の有名ゆるキャラに成長しています。2010年誕生ということで誕生してもうすぐ7年。意外に年数が経っていますね。東京五輪の年にも大いに沸かせてくれそうです。

くまモンが最初に認知され、その人気に火がついたきっかけの土地は大阪なのだとか。当初は熊本との関係さえ伏せた上で、くまモンは独立した謎のキャラクターとして活動していました。

 大阪でPRしたという話は有名です。色んな場所に出没して、大阪の人に必死にアピールしていたとか。大阪のローカルニュースで特集していたように思うのですが、記憶に残るぐらい可愛かったし、変なキャラクターでした。

熊本との関係はあえて完全に伏せていて、キャラクター性だけを広告としてアピールした結果が西日本から爆発的に人気が高まった要因といえます。謎のキャラなんだけどすごく可愛い。熊本県マーケティングの勝利といえると思うんです。

 「くまモン」は大阪にPRするためのキャラクターとして、徹底的に大阪に出張し、活動していました。大阪人にウケるためには、面白いことをしなくてはいけません。神出鬼没にあらゆるところにいきなり現れたり、1万人に名刺を配ってみたり、吉本新喜劇に出てみたり。

 大阪人にウケるためには、お笑いは必須。つっこみのレベルが非常に高いので、非常にシビアにならないといけない。なんというか、大阪特有の空気です。大阪以外の都道府県だと理解が難しいかもしれないですけど、お笑いって本当に大事。

大阪に焦点を絞って活動したのは素直にすごい。熊本だから九州というのではなくて、九州新幹線の始発駅である新大阪周辺の知名度を上げるのがポイントです。大阪の知名度が上がれば、九州新幹線に乗ってくまモンに会いにいこうという人も増えますから。

行動力の勝利のような気がします。くまモンって可愛さだけを売りにしていないくて、積極的に行動することで道を開いています。今同じことをしても、くまモンレベルの人気にはならないでしょうけど、知名度アップのために遠い大阪まで出張を繰り返した根性と気合は称賛するべきかなと。