ブログ解析〜打ちながら読書〜

ニュースや本についてのコラムを書いています

【読書】『真夏の方程式 東野圭吾』ーガリレオシリーズの夏が見えた

 

東野圭吾さんの『真夏の方程式』を読みました。ガリレオシリーズの一つで、湯川先生が海沿いの街で少年と出会う話。子供に何かを教えるのって大変だなあと思う反面、子供のキラキラした可能性を感じることができたので、読後感は割と良かった。映画化もされているけど、私は原作版が好き。ストーリーは核心部分が割とハードで、親と子供もテーマになっています。今回はそんな『真夏の方程式』の感想を。

 

湯川先生


ガリレオこと湯川先生はいつものペースですけど、今回は一人の少年と出会うことで、話が展開されていきます。少年は夏休みの宿題だったり、ゲームだったり、海で遊ぶことだったりと子供らしい夏休みを満喫しています。そこに湯川先生が科学って面白いよ?的なことを湯川節で話していくのが印象に残っています。

容疑者xの献身』で唯一の友達がいなくなってしまったのですが、少年とは違った視点から本音で語り合っています。トリックが少し理系というか科学よりになっていて、少年が関わっているからこそ、湯川先生が動き出します。話の展開は、大人と子供の視点で進んでいきますけど、少年の成長や湯川先生の信念が垣間見えて、ガリレオシリーズを読んでいると楽しめる内容になっていますよ。

教育


湯川先生が少年に「科学とはこういうものだよ」てなことを語りながら話が進むのですけど、教育って難しいなと思いました。ニュースを見たり、聞いたりしていると、学級崩壊やモンスターペアレント・ペアレンツなど教師からしたら、教育そのものって何だろう?と思うぐらい大変な時代。

真夏の方程式』の中では、理想的な教育のあり方が見えますけど、現実には難しいでしょうね。科学そのものが好きではない子供もいますし、自然現象を見てもあまり感動しないこともあったりします。人によって違うからこそ教育って大変で難しい。


雑感


夏に読むと劇中の様子がイメージしやすいです。読みやすいですし、どんでん返しもあってミステリーらしい作品になっています。ガリレオの意外な一面も見ることができるので、東野ファン、ガリレオファンが見るとより一層楽しめるようになっています。