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【読書】『もういない君が猫になって 梅原 満知子』ー大切な人が猫になったら

亡くなった人が猫になる話。大切な人が猫になったらどうなるかを題材にした物語でした。一時的に猫になった大切な人に対して何ができるのか?感動もありますけど、自分の生きた道とこれからの人生を考えさせられました。猫というどこにでもいる動物がポイントになっていると思います。猫は気ままで、中々懐かない。懐いたかと思っても自由奔放で言うことを聞かないのですが、それが魅力でもあるんですね。自由気ままだからこそ、人が宿ることができる。人の言葉を話せる猫は不気味ですけど、大切な人なら違う感情が出てきますね。


□大切な人が猫になる
実際に大切な人がいなくなって、猫になったら驚きます。現実世界では絶対にないことなんで。ですが、もしそんな猫が出てきたらたぶん買うか拾って家に持って帰ると思います。変な研究機関に連れていかれるか、不気味だから保健所に行くのかの二択なはずなんで。この物語だと、大切な人に対して後悔のある人が出てきますけど、人生って一瞬。だから、一期一会で大切な人、身近な人にはしっかりと自分の気持ちを伝えないといけない。伝えることで、ストレスが溜まったり、苦しくなるかもしれないですが、いなくなってからではもう遅いですから。夫婦、親子、恋人な関係な出てくる話なんですけど、自分に置き換えることで、大切な人との距離感なんかが分かったりすると思いますよ。身近な動物の猫なんですけど、それが感情移入しやすくなる仕組みになっています。


□一期一会
この物語を見て思ったのは、誰にでも大切な人がいて、人それぞれだということ。主人公である、ペットショップの店員は、血のつながりのない母親と女性の同僚の二人の物語を歩んでいきます。その中で、大切な人とは、しゃべる猫の意味とはについて考えていきます。最終的には、母親、同僚にある想いを抱くのですけど、話す猫が出てこないと改めて考えることはなかったと思います。猫の出現は、大切な人との出会いと別れを再認識をさせてくれるポイントだったというわけです。人生は一期一会。SFかミステリ風味な物語ですけど、大切な人について考えさせてくれる小説になっています。