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【書評・感想】『陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎』ー映画化もされた銀行強盗が主役の小説

4人の人間が銀行強盗をするという物語でした。銀行強盗の過程で、事件に巻込まれながらも、4人の 能力を活かして切り抜けていくストーリー。4人のコンビネーションが良く、それぞれの人物が興味深いので見ていて飽きなかった。

 

一般人なのに銀行強盗をするという、荒唐無稽の話の展開なんですけど、面白い人間描写で、ミステリではなくて、ほのぼの系小説に近いと思います。直接殺人を犯すわけでもなくて、重い話ではないですね。

 

主人公が嘘を見抜ける公務員で、その親友が演説の天才という異色のコンビが見ていて面白かった。それぞれのバックグラウンドはちょっと重い話があるんですけど、全体的にノリが良いので、サクサクと読むことが出来ます。伊坂らしいちょっと現実離れした話なんですけど、キャラがきちんと立っています。サブの登場人物も個性があって、これだけの人物を魅力的に見せるのはさすが伊坂さんだなと思いました。

 

映画にもなりましたけど、原作では恋愛要素はありません。4人のギャングはそれぞれの家族がありますし、とても大切にしています。家族愛的な要素はあります。続編も出版されていて、シリーズ化しています。ただ、監視カメラなどの発達で銀行強盗が難しくなっていると、最新作に描写されているので、新しい話は出てこないかもしれません。