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【読書・感想】『ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎』ー伊坂さんの書く「権力」ってすごく怖い

あらすじ

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。 

感想

○伊坂さんの作風が急に変わってびっくりした。

○主人公が最後まで逃亡するのは、予想に反してどこか納得してしまった。

○国家権力が相手だと、個人の力って微々たるものだなと再認識。

○序盤の展開と伏線が絶妙で、伊坂らしかった。

 

○主人公が逃亡途中に出会った殺し屋のイメージが、西部警察の大門さん。

○多作品にも出てきそうな、シリアルキラーが怖い。

○軽自動車に乗っていた人が可哀想……。

○国家の闇を感じた。割と衝撃的。

○実在の事件をモチーフにしたらしいけど、伊坂さんが書くと妙な現実味がある。

○文庫版のエピローグに少し泣いた。

○映画もいいけど、小説も想像力をかき立てられるから好き。

 

ゴールデンスランバーと同じ世界観なのが『モダンタイムス』だと思う。あっちは、一矢報いるし、魔王の主人公の敵も討つから良い。

○『モダンタイムス』は最後のエピローグが素晴らしい。何気に『魔王』にもきっちりその場面がある。

○国家権力対個人ということだけど、伊坂さんに心境の変化でもあったのかな?

 

○私は単行本で読んだけど、文庫も読んでしまった。割と好きな作品だと2冊買ってしまう。なぜだろう?

○人ってちょっとしたことで人生が変わってしまうから、面白い反面恐怖もある。

○伊坂さんの小説の中でも、爽快感よりも恐怖が印象の残る作品。

○面白い作品だけど、自分以外が敵ってものすごい状況。