人生のおつまみ

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【読書・感想】『ひとり旅の神様 五十嵐雄策』ー思い切った一人旅で人生を豊かに

神崎結子・OL。ひとり暮らし、彼氏なし。とにかくとことんついてない。上司からは小言の連続、後輩はいまいち頼りない。そんな日常からの逃避行でたどり着いたのは、都心からは遠くて近い、鎌倉駅。そこで結子は、言葉を話す不思議な猫・ニャン太と出会う。自分を“旅を司る神”と名乗るその猫から頼まれたのは、日本の各地に住まう猫神様に文を届けること。どこか懐かしい土地へのひとり旅は、新たな発見の連続で―。日本の景色と食を巡る、心に優しいひとり旅の物語。

感想

 一人旅で人生を豊かに

▼旅に出ると人生が変わるというけど、悩んだ時に旅すると色んな発見があると思う。

▼普段、行かない土地だからこそ新しい発見があって、自分の悩みなんか消し飛んでしまうから。

▼小説だと、通勤の途中で思い立って、一人旅に出たけれど、それが一番いいかも。たまには会社を休んで旅に出るのも悪くないから。

▼別に遠出でなくても、近場でも十分。計画は二の次で、まずは気ままに観光名所などを見るだけでも、価値観がほんの少し変わります。たまには休まないと心も身体もおかしくなりますよ、そりゃ。

 

女性に一人旅が人気?

▼一人旅は女性に人気だそうです。サイトもあって、業界にも専用プランもあるとか。

▼一人旅=男性というイメージがあったので、ビックリしました。

▼世間のイメージと私の間では結構ギャップあるなあと思います。

▼小説の主人公も女性で、女性だからこその視点も気になりました。

▼まあ、でも男性でもスイーツ大好きな人もいるから、意外と一人旅をする人は多いのかもしれない。

 

親との対話が大事

▼主人公の結子と父親の対話が一つのキーワードになっているけど、親と子供って考えの違いはでますよね。

▼男親は「背中見ろ」と言って無言で育てるけど、思ったことはなるべく話してもらわないと子供には分からないよ。

▼色んな小説を読んだけど、親と子供のすれ違いって大事で普遍的な題材だなと思いました。永遠のテーマですよね。

▼何気に、親と同じような趣味を持ったりするけど、かなり不思議。ずっと一緒にいるから勝手に似てくるのかな?

 

最後に

ヒロインで主人公の結子と猫の神様のコンビが面白かったです。最近、神様やあやかしがテーマの作品が乱立していますけど、ほんわかしているので気軽に読めます。

旅が好きな人、観光地が好きな人だとイメージしやすいですよ。一人旅で少しでも人生が変わって、刺激が加わるといいなと思います。