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【読書・小説】死神の精度 伊坂幸太郎

人の生き死にってなんだろうなと感じました。
死神に生きることと死ぬことを支配され、
本人は自分の死に対して
ほとんど関与することができないジレンマ。

人はいつかは死ぬというけど、
死神にある程度支配されているのなら、
それも運命と言えるのかもしれない。

内容は暗いけれど、
最初と最後のストーリーが明るいのが救い。

音楽好きなだけに、
お店でCDを聞いている様は人間と同じようであるけれど、
とてもシンプルに音楽が好きという設定は、
私は好きです。

そう思うと、音楽のお店が段々と少なくなっている
現状だとどうするんでしょうかと疑問には思いました。


重要テーマとして、『仕事』という言葉が出てきます。
仕事だからこそ、淡々とこなす。

主人公の死神は、
結局は『死』という選択をほぼ選ぶのですが、
過程を重要視して、
しっかりと仕事をしています。

他の死神は過程は気にせず、
大抵の場合は『死』だけを判断するので、
主人公はちょっと異質です。

死神に給料が出ているのが分かりませんが、
きっちりと仕事に誇りを持つのはいいなと思いました。

何事もこだわりを持たないと、
自分が自堕落になっていくだけですし、
それがある程度の自信に繋がると思います。
人間でも考えることが大事。