人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

文字制限がある文章は読みやすい

ツイッターは文字制限があるけど、意外に侮れない。制限があるおかげで、どうしても内容を要約する必要が出てくるし、リツートが上手い文章は簡単に内容が把握できて、それでいてインパクトがとっても大きい。

 

文字制限がある文章って、仕事だとメールが代表例かもしれない。メールは無制限にかけるようで、意外と書ける量自体は少ない。大量の文章は送り先が嫌がる可能性が高いし、何よりも、重要なことを確実に伝えないといけないから。

この伝える文章というのは、ものすごく難しくて、共有できる知識があればいいけど、そうじゃないと、言葉で説明することはとっても大変になる。本屋で、それ系の本を見かけるけど、多くの人が難しいと感じている証拠なんだと思う。

実際、自分と同じ業界とか研究分野だと、メールで送っても比較的内容は把握されやすいと思う。知識が共有できているし、何を伝えたいのかということを読み取ってくれるから。でも、そんな状況は意外に少なくて、だから苦労することになる。

そこで、メールというのは、伝える文章を書く上で、ものすごい練習になる。端的に伝えないといけないし、長い文章だと意味が伝わりにくいので、ある程度の文字数で説明しないといけない。

それがメールの醍醐味というか、本質なんだと思う。電話だとその場その場で話すことになるので、シドロモドロになりやすいけど、メールだとすごく考えて送るので、文章力を鍛えるという意味では絶好の機会。

僕はメールの文章を書くのは比較的好き。送るときはすごく緊張するけど、書いている時に、「こう言ったほうが分かりやすいかな」とか考える時にすごく集中できる。シンプルに伝えるってかなり考えないと書けない。

ただ、これは僕が技術者であるからこそだと思う。営業の人に話を聞いたことがあるけれど、伝える+売り込みをしないといけないことが多いので、すごく大変らしい。さらに、お世辞やお礼なども必要で、日本らしいなと思って話を聞いていた。

業界によって、メールの型とか内容は違うと思うけど、如何に相手に自分の話を伝えるかという意味では同じだと思う。それが難しいけど、シンプルに伝えるんだけど、それって自分が商品なり技術なりについて100%分かっていないと伝えられない。

無制限に文章を書いているだけだと、シンプルな文章って身に付かないと思うけど、メールとか、遊びでツイッターとかで自分の話をしていると、自然に話を簡素にする技術は身に付くと思う。シンプルシンプルというけど、それが一番大変。