速読は簡単だけど難しい
ビジネスとか趣味でも、読書しているなら一度は憧れる『速読』。やることは簡単で、速く読書するだけ。速く読むのはいいけど、逆に内容把握に時間が掛かっては意味がないので、両立は中々に難しい。結局は反復が鍵なんですけどね。
速読の本とか読んでいても、眼球トレーニングとか視野拡大トレーニングとか色々載っているけど、それがしんどい。目が疲れるし、毎日すると飽きてきて、結局止めてしまう。速読の本質ってもっと他の部分にあるような気が昔からしていました。
まあ、反復が一番効率的な速読法なんですけどね。速読の大会とかには役に立たないけど、仕事のための勉強とか趣味には大いに役に立ちます。1冊の本を何回もくり返して読むだけでいいし。大学受験のノウハウにも反復は基本的な勉強スタイルとして確立しているから、昔から実証はされている方法。
何でもいいから、1つのものを繰り返し読んだり、問題を解いたりするのって、しんどいけど、効果は割とある。何か勉強したり、興味のある分野があって、それについて学びたいのなら、有名な本を1冊反復するだけで、その分野の本を読むスピードは飛躍的に上がります。
世間が言うところの速読ってのは、「まだ自分が知らない分野について速く読む方法」だと思います。そんなの、速く読めても身に付かないし、それなら、1冊か予備でもう1冊ぐらい反復すればかなりの知識がつくと思うんですけどね。
速読は簡単なようで難しい。それでも、1点集中で1冊読み込めば、その分野に関しての基礎的知識は十分につくので、速読したいなら、まずは有名な本なりベストセラーなりを徹底して読み込むことが大切。速読も急がば回れだと思いますよ。