人生のおつまみ

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【読書】娯楽小説を5つのカテゴリーに分けてみた

 小説が好きなので、5つのカテゴリーに分けてみる。もちろん、これ以外にも分けることができるし、狭い分野だけのせておきます。学生の頃から読んできているけど、だいたいこの5つの分野の本を読んでいたりする。自分の感性に合うのが下記の分野の本。読書好きの人も、自分の好みの分野ってあると思う。

①ミステリ小説

 定番のミステリ。幅広いジャンルを網羅していて、売れているのはミステリ関係が多いし、映画化される作品も多い。僕が小説にハマったのがこのカテゴリ。東野圭吾さんが好きで、何冊も読んだ。本格ミステリ、社会派ミステリが代表作だけど、ガリレオなど理系出身を活かした作品も書いている。映画化された作品もあるけど、『秘密』が好きだった。

 本格ミステリの定義が難しくて、『容疑者xの献身』のトリックを巡って議論が起こったらしいけど、主観的な要素が多いから定義化しにくい。密室、トリックなど定番の要素はあるにしても、やっぱり、本格ミステリクローズドサークルでないといけないのかなあと思ったりもした。細かいことにこだわるのは分かるけど、娯楽小説に関しては読者が決めることだと思う。

②恋愛小説

 ある意味で、一番共感を得やすくて、一番反発を招きやすいカテゴリ。自分の恋愛経験と理想的な恋愛を合わせて読むことになるから、ちょっとでも納得いかない部分があると、反発に変わる難しい小説の分野。個人的には『いま会い』が好きで、理想的な家族だなと思った。それだけに、あんなに愛し合う夫婦っていないよなあと変に達観した思い出もある。

 あと、映画化された作品が多い。少し売れると、即映画化みたいな印象がある。まあ、ドロドロした小説もあるけど、純愛系がやっぱり強い。ドロドロは昼ドラで十分で、ちょっと間違えるとホラーになるから塩梅が難しい。映画化するとイケメンと美女が出てくるけど、小説でイメージした人と結構違うことがあるんだけど、イケメン・美女というのは千差万別なのかもしれない。

③あやかし小説

 3年ぐらい前から、一気にカテゴリに入ってきた分野。妖怪・神様と一緒になって、問題を解決したり、触れ合うことがテーマになっている作品群。日本には八百万の神が存在すると昔から言われているけど、日本の考え方・価値観に合っているように思う。擬人化されていて、可愛いキャラが多く、昔から知っているような妖怪・神様が出てくるので、人気が出やすい。

 ゲゲゲの鬼太郎がアニメで放送している。よく読んでいるけど、デビュー作の次の作品で、あやかし系の作品を書いている作家が割といたりする。今売れ時の分野だし、シリーズ化もさせやすい。キャラの元ネタがたくさんあるし、上手くいけばアニメ化もあったりする。僕は『かくりよの宿飯』と『神様の御用人』シリーズが好きだ。

④警察小説

警察をテーマにしたカテゴリ。2時間ドラマで数多くの作品が映像化されていて、映画化も数多くの作品で作られている。警察という身近なようで、縁遠いそんな組織の内部事情がテーマなことが多い。官僚と現場の対立がよく描かれているけど、最後には協力して捜査したりしている。実際にはどうなのか分からないけど、小説では上手く話がまとめられている。

 個人的には、『隠蔽捜査』シリーズが良いと思う。官僚が主人公で珍しいと思ったし、人間関係がリアルだった。2時間ドラマが好きな人なら、絶対に気に入る分野だし、より鮮明・冷酷に描かれている分、違いがあって興味深い。それ以外にも、『十津川警部』シリーズも定番だけど、分かりやすい。意外にも鉄道好きではなくても、好きだと言う人が知人に多かった。

⑤青春小説

 高校や大学を舞台にしたカテゴリ。高校時代などの青春時代を思い出すことが多くて、読んでいると、昔経験した部活動や、経験できなかった理想の部活なんかをイメージしてしまう。最近だと、アニメ化されている作品が非常に多くて、アニメで見て感動した人が原作を読んだりしていると思う。僕がそのパターンだったし。

 『響けユーフォニアム』シリーズ、『風が強く吹いている』など面白い作品が出版されている。高校生や大学生というのは、社会人と違って、職種や職位による差がない、つまりお金で関係が繋がっていないので、純粋に物語を楽しめる。ドロドロした人間関係があまり無いのも魅力で、落ち込んだ時に読んでみるとスカッとしてストレス発散できる。