【読書 11-⑤】:『君は月夜に光り輝く』-王道の恋愛小説
いつの間にか実写映画化も決定した、王道の恋愛小説。高校生の主人公と不治の病のヒロインとの恋愛模様を描いている。王道というのは、『孤立している主人公・病気のヒロイン・変な親友』といった要素があって、現代風にアレンジされた面白い作品。孤立しがちな主人公なのだけど、ヒロイン・親友との共通点もあり、読んでいてワクワクしていた。
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高校生を題材にした恋愛小説って多いように思う。純粋な感情を表現しやすいし、ドロドロした大人の関係もないから、感情移入が簡単にできる。やっぱり若い世代を主人公にした方が共感を呼びやすいということなんだろうな。高校生だからこそ、純粋な想いや感情があふれ出てくるし、勢いで行動することが許される世代でもある。
僕が読んだ時には、書店で大々的に特集されていた。ちょっと前に、本屋に行くと『実写化決定』の情報があり、少しビックリした。映画はアクション・アニメ・恋愛が強いから、何となく納得したけど、多くの恋愛映画って小説が原作なので、これも流れかなあと思ったりもした。個人的に、ファミレスで担任の女性教師にジュースをかけられるシーンが見てみたいと思った。主人公の親友は女性にモテる設定で、担任教師まで落としていたという事実に驚いた記憶がある。