人生のおつまみ

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【読書 11-⑩】:『声優 声の職人』-声優界の深くすべらない話

声優って何なのかを、現役の声優・ナレーターであり、また、声優事務所の代表取締役でもある森川さんが語る声優界の内情を自らの知識・経験から語っている。声優って、子供の将来なりたい職業でも上位にランクインするぐらいに知名度がアップしたので、僕も驚いている。アニメだけではなくて、アニメの関連イベントの知名度もネットの発達のおかげで、情報発信されるから、アニメへの親近感が増した結果なのかなと思っている。

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声優とは言うものの、役者であって、演技が問われる職業。アニメや漫画だけを読んでいればいいという訳ではなくて、映画や小説、テレビ、ネットと言ったコンテンツも大事。役者に一番大事なのは、それだけではなくて、『恋愛』『コミュニケーション』などの人間関係というのも、ニュースだったり役者が言っていたことがあった。人生すべてが芸のヒントになっていて、それって芸能以外の仕事でも同じだと思う。

声優=アニメというイメージがあるけど、実際には、長い人生、アニメだけではなくて、ナレーター、舞台、実写なども考えられる。そういう人生全体から声優というものを森川さんは語っていた。声優から他の職業にステップアップしていくという手段とあると思う。声優というのも、あくまで一つの職業。年々自身は変わっていくだろうし、その中で、『声優』ってなんだろう?という一つの答えを提示していると僕は思う。

この本は、岩波新書から出版されているけど、結構意外だった。それに、結構売れているようで、新しい本なのにあと2冊しかなかった。声優ってやっぱり人気があるのだなあと感じたりもした。

声優 声の職人 (岩波新書)

声優 声の職人 (岩波新書)