人生のおつまみ

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【読書 12-⑥】:『東大読書』-東大生が教える読書術

タイトルだけで売れそうな雰囲気の本。歴があると、本を売る時に役に立つなあと思った。しかも、現役の学生が著者になると、また違った教養書みたいに思えてくるから不思議。東大に合格するための本ではなくて、東大生から見た読書術というスタイルで書いているのが面白かった。タイトルって重要だと思う。

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読書としては、ビジネス書とか専門書向けなのが少し残念なのかなと。小説の読み方みたいなものを教えてほしかったけど、自分に必要な情報を引き出すような本でないと、読書術って体系化しにくい。小説から得られる情報は、人によって違う、主観的なものだから、情報を得るということは難しい。小説の場合は、『何が面白かった・心に残った』かが重要になるわけだし。

ビジネス書って、表紙や帯、目次、まえがきに言いたいことの8割は書かれているので、実は事足りる。専門書だと、同じ手は使えないけど、ある程度の知識があれば、その方法が応用できる。何というか、この本は、『どうやったらビジネス書を上手く読めるか』にポイントを置いているんだと思う。だから、意外にビジネスマンが読むべき本だと感じた。

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

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