人生のおつまみ

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ビジネスマンの自分磨き-『武井壮の自分磨き』

 僕が大学生の頃には、『自分磨き』って割と流行っていた。就職関係の本とか見ても、自分磨きのやり方みたいなものがあったし、自分磨きって永遠のテーマなのかもしれない。とは言っても、実際に自分を磨くのって案外難しい。スキルとか資格とか、形や結果が残るものならいいけど、トーク術とかコミュニケーション力とかの言葉で表現しにくい部分に関しては、場数を踏んだり先輩のマネをしたりして磨いていくしかない。大学生ぐらいの頃から、自分磨きに似たニュアンスの言葉を耳にするようになったけど、結局は自分をいかに成長させるのか?に尽きると思う。精神面、身体面、その他すべての自分に関係することについて成長するのが自分を磨くってことなのではないかと。

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 自分磨きは、若い頃だけじゃなくて、就職して中堅と呼ばれるぐらいになっても必要だと思う。スキルだけじゃなくて、円滑な人間関係とか上司との付き合い方とか、後輩の育成とか、知識と経験両方で自分を磨いていくのが大事。大学生の時には、自分磨き=スキル・知識みたいな印象が強かったけど、働いて見ると経験が大事で、知識だけではどうにもならないことも結構あった。ネットを見ると、自分の意見を出せ!みたいなことを言われているけど、若い頃に上司や先輩の言うことを聞いておくと、30代以降に役立つことがあると思う。まあ、業種によるけど、研究やモノ作りの分野ではかなり大事になってくるし。パワハラとかあるから、全部が全部そうじゃないけど、取捨選択して自分なりに取り込むことが大事かな。

 武井壮さんって面白いと思うけど、芸能界に生き残るために、こんなに考えているとは思わなかった。アドリブが上手かったのは、全部訓練の結果なんだとビックリした。毎日、自分に必要な訓練をすることで、シビアな芸能界を生き残っていく。実は、芸能人の多くは同じなんじゃないかな。見てない所で自分を磨いたりしている。飲み一つとっても、人脈、芸、人間性などすべてが参考になるし、マネできる部分もあったりする。テレビでワイワイ騒いでいるだけではなくて、裏ではすごく勉強しているじゃないかとふと思ったりした。しゃべりが大切なバラエティー業界だけど、生き残っている芸人なんかを見ていると、そこら辺が上手い。この辺の裏話を特集してくれれば面白いけど、『企業秘密』みたいなものだからNGかもしれない。

 磨くって、石ころをダイヤモンドのようにすることだと思っている。要は中身に光るものがあって、それを引き出すこと。ただ、努力次第ではいくら磨いても石ころのままだったりと、努力の方向が鍵を握っている。仕事でも合う合わないがあるわけで、合う仕事に向けてどう磨くかということが非常に重要。それを10代・20代で見つけるというのは難しくて、やおやっぱり危機感とか目的意識がないと光るに光れない。ちょっとしたことで本質が見えて自分の全力を出せるようになることもあるけど、そこまで行けない人もいる。ビジネスマンの自分磨きって、自分の仕事の中で、「何が必要か」をしっかり考えて、それを自分が取得・達成できるようにすることなんじゃないかな。だから、達成できる『何か』を見つけるために転職って大事なんだと思う。