人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

『読書の本』で「得た知識を人に伝えることが大事」みたいに書かれてあったけど、文章で人に何かを伝えるのは大変で難しい。

①読書本が本屋で何冊も置いてあるけど、読書関係で困った時に割と読んだりします。本を読んでどんなことを学べばいいのか分からなくなったり、読書の意義について考えたりした時に足を運んで答えを探します。結局、答えは見つからないことが多いのですが、それでも何かしらの参考的な思考が得られるので、読書本も役に立つことがあるなあというのが、僕としての感想。著者によって考え方も違いますし。

 

 

②読書で大事なのはインプットとアウトプットで、インプットは本から知識を得ること、アウトプットは人に情報を伝えることと大まかに定義されていますけど、インプットとアウトプットには大きな開きがあるように思います。アウトプットは、自分で考えることと文章を書くことを両立しないといけない。考えるだけで結構しんどいのに、それを文章に書く事は相当にパワーが必要になります。


③ブログやSNSで発信することが当たり前になった現代で、文章を書く事自体は難しいことではないです。文体もなく、特別な指定や制限もほぼありませんから、何も気にする必要はないのです。ただ、アウトプットとして、きちんとした人に情報を伝えるとなると途端に難易度が上がります。適当な文章だと伝わらないですし、誤解を与えることになります。簡単に発信できるからこその難しさが垣間見えて、躊躇したりします。


④作家は本当にすごいと思う事があります。簡単な文章で、言いたいことを伝えることができますし、本としても情報があまり矛盾がない。何度も編集者などがチェックしているのも要因ですが、基本として、『人に見せるための文章』が出来上がっている。文章が得意なのもあるでしょうけど、長年の実体験から来る能力だと思います。ビジネス書などが読みやすいのは、著者が経験した実体験に基づいたからでしょうね。


⑤実体験という意味では、ビジネス書を書いている人達はどんでもない背景があります。大企業出身、弁護士、医者、会社経営など、社会的に成功している人が非常に多い。肩書きが普通でない。まあ、ビジネス書はある意味で、『夢を見せる』ことが目的の一つなので、当たり前といえばそうなのですが……。百戦錬磨だからこそ、シンプルな文章が書けるのはすごく羨ましいとも思います。


⑥じゃあ、僕には書けないのか?というと、そうでもなくて。自分の身の回りの小さい出来事を面白く、もしくは分かりやすく書く事で、結構アクセスが集まることもあります。しかし、僕が書くというのは、『自分が読むため』というのは理由の大きな柱。大抵の情報を調べたら分かりますけど、今現在の時点の、自分自身が考え、想いは今しか書けない。これを忘れると、お金、アクセス優先の文章になってしまいます。


⑦個人的には、自分が読んで面白いものを書くのが一番かと。そうでないなら、読み返した時に、「ああ、当時はこんなことを書いていたなあ」と思い返せるぐらいの文章をブログなり、SNSに書いたらいいと思うんです。自分に伝えるための文章って、気づけば人に見せても分かりやすい、面白い文章になると思います。気にせず、自分が気に入る文章を書き続けていけばいいんじゃないかなと。


⑧推敲するととても大事ですけど、中々上手くいかない。「これ書いたらすごい文章になるんじゃないか!」みたいな文章ほど読み返すとひどい文章だったりします。そう考えると、文章を書く時には推敲が大事なんだと思います。ただ、SNSとかで一々推敲していたら、気分が萎えますし、一番大事な臨場感的なものもなくなるので一長一短。最初は自分が思うがままに感情的に書いたらいいのではないかと思います。


⑨その場の臨場感はとても大事。極論言うと、日記なんですけど、ブログとかSNSって突き詰めると日記のような気がします。自分が勉強したこと、思ったこと、感じたことを書いて買いて書きまくってストレスを発散する。運が良かったり、才能があったり、想いの強い人が文章でご飯を食べれるんじゃないかと思います。だから、気にせず自分なりの文章を書きまくることをテーマにしていくのが重要。


⑩文章で人に何かを伝えるのは難しい。ただ、そこに至るまでには、かなりの努力と根性が必要で、練習としてブログやSNSに書きまくるのが大事。書くことで、色んな視点が養われて、勉強して、それが自分の文章になっていく。ビジネス書などで有名な人は、経験を文章に変えるスキルが高く、経験自体に魅力がある。僕としては、下地として色んな勉強をして、勉強したことを下地にして経験にしていけばいいんじゃないかと思います。