『読みたいことを、書けばいい。』を読んだ感想-自分のために文章を書けばいい?、そして書くのに知識が必要か?
文章について気になったので買ってみました。割と参考になることが多くて、経歴通りの著者のコメントは面白かった。コピーライターを長年続けてきた著者の知識と経験がふんだんに書かれてありました。文字数が少なくて読みやすい。
仕事よりも、ブログで文章を書いている人にオススメかと。基礎的な知識も多いですが、意外に頭に残るので参考にするのがいいと思います。構成って大事。
自分のために文章を書けばいい?
文章術となると割と悩みます。何を書いていいか分からないし、ネタも困る。そもそも、人に見せる前提だからこそのの悩みなんですよね。自分のために書けば、何も悩むことはない。
どうしても、お金とか承認欲求によって「人に受ける文章」を書きたくなりますが、どこをこらえて、自分が読みたくなる文章を書いていきたいなと感じました。そもそもブログやSNSって自分が読む文章を読んでいるわけですから。
何を書けばいいか?
ネタに困ることは多々あります。そもそも人に受けるネタを書く必要があるかどうか?人に見せる以前に、自分が読みたい文章を自分で書けばいい。ということは自然とネタは決まってくるわけで、知識と経験を動員して書いていくのが文章の書き方。
割と基礎的なことなんですけど、ブログ=お金儲けの手段みたいに思っていると中々できることじゃない。ブログで儲けるより、ストレス発散や自己満足、知的満足度を高めるために書いた方がいいかもしれません。
書くのに知識が必要か?
何か文章を書くには知識が必要になってきます。自己満足ならともかく、お金を貰う文章を書くには知識が絶対的に必要になりますから。何か依頼されて文章を書く時は、本などを見て書くと思います。
著者が参考サイトを載せていますけど、どこかのホームページに載せてもいいぐらいの完成度があります。知識8割、意見2割みたいな構成が理想的。論文ではないですけど、文章のみで稼ぐならそのぐらいしないと旨みはないわけで。
雑感
文章に知識が必要なのはわかります。ただ、ブログで稼ぐ!というのは、広告収入が主な収入源なので知識よりもインパクトが必要になります。なので、その瞬間に稼ぐよりも、長期的に年単位でアクセス数が稼ぐタイプのブログ向きの文章術に思います。
文章だけで食べるでは厳しくて、副業として徐々に稼ぐ金額を増やすタイプのブログに合っています。まあ、きちんとした文章を書きたい!というのが一番のターゲットだとは思いますが。