人生のおつまみ

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【読書】『遅読家のための読書術』感想:読むべきは本の一行

本は全部読まないといけない。そんな思い込みが頭の中にあります。子供の頃に受けた教育の影響だと思いますが、筆者の主張・意見を知るためには全ページ読んで納得しないといけない的な思いがあったりします。大人になって本を読んでいると、ビジネス書などを読む場合は、流し読みが基本になります。全部読んでいると時間がなくて、いつまで経っても読む事ができませんから。

 

遅読家のための読書術

遅読家のための読書術

 

  

読むべきは一行単位

 

ビジネス書を読む場合は、気になった一行を見つけるのがベターです。気になった一行が自分に取って必要なので、全部読むのではなくて一行単位をメモしたり、憶えたりします。負担が少なくなりますし、必要な情報も満足できる。たった一行でも量があれば立派な情報ですし、ネット社会ではそんなまとめサイト的な情報が役に立つ事が多いです。専門書の場合は、前提知識を獲得するためにしっかりと読み込んだ方がいいのは確かですが。

 

  • 「一行に出会うすばらしさ」
  • 引用によって、どんな文章が気になったかを可視化する。
  • 筆者の思考や主張が見えるようになる。

 

小説の読み方


小説の場合は少し違って、会話文だけ読みます。会話だけでだいたいの展開が分かりますし、イメージしやすいです。細かい知識や内容が知りたいなら、会話文以外を読み直せばいいだけで、小説が好きで積み本が多い場合にはとても有効な方法です。僕の場合は、とにかく速く読んで物語の展開を知りたいのでこんな読み方にしています。ネタバレも全然大丈夫な考え方なので、合わない人もいるかと思いますが。

 

最後に:積み本


僕の場合は、読む前に新しい本を買ってしまうので、積み本が非常に多いです。その中で、出会ったのがこの本なのですが、気を張らずに読書できる方法としてはとても有効です。本の中で必要な情報は全体の20%といいますから、一行単位で気になった箇所をインプットしても十分な量になると思います。本がたくさんあるけど、読む時間がないという場合には、かなり効果的な方法です。方法論って大事。