人生のおつまみ

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雇用が失われる可能性があるドイツの『EVシフト』-2030年までに41万人とは日本も影響あるのでは

EVシフトで雇用が減少するというのは聞いたことがある。日本でも2030年以降、ガソリン車の生産がほぼなくなり、EVにシフトする可能性が高い。今回はこれ関連のニュースをまとめめてみた。

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ドイルのEV移行 日本でも同じことが

EVへの移行で、雇用が失われる。ヨーロッパと同じことが日本で起こる可能性は十分にある。

電気自動車(EV)への移行に伴い、2030年までにドイツで41万人の雇用が失われる可能性がある。

ガソリン車とは構造が違うので、EVに必要ない部品は出てくる。雇用の観点からは、いらない部品を作る必要がなくなるので、人件費をカットするということなのだろう。その人員を他の部署に転用という考えも浮かぶが、雇用が流動的ならEVに詳しい技術者を雇った方が早く、さらに技術の発展でロボットが代用するのかもしれない。いずれにせよ、2030年まで10年を切っている。

エンジン製造 自動化による雇用水準の低下

エンジン製造に関連した職が失われる。現在の雇用水準を維持するのは自動化もあり難しい。

エンジンとトランスミッションの製造関連だけで、およそ8万8000人分の職が失われかねないという。

エンジンは自動車の心臓部だが、EVにすると必要なくなる、簡単に言えば充電池みたいなもので、ガソリンではなく電気で走る。エンジンに関連した部品を製造している部署はなくなり、EVを作るための製造部門が立ち上がる。自動車業界では、自動化がかなり進んでいるようで、これから先工場で働く人は少なくなる可能性が高い。現在では、人員を増強させる部署もあるかもしれないが、10年後ではロボットやAIの技術も発展しているので、現在の雇用形態を維持するのは難しいと思う。

自動車の自動化生産 雇用水準と転職の問題

自動車生産の自動化。雇用水準は下がるが、転職できるかが問題。代替雇用といっても、環境がなければ難しい。

NPMのカガーマン会長の話として、自動車生産は今後一段とオートメーションが進み、現行の雇用水準は維持できなくなると報じた。

日本でも同じことが起こると思う。自動化はどんどん進み、EVの部品点数はガソリン車よりも少ない。さらにメンテナンスの回数も減少するとのことなので、雇用水準は維持できなくなるのは予想がつく。エンジンの部品工場などは航空機の部品工場にしていくというニュースがあったが、技術者や作業者が異なる業界に転職できる環境があればいいが、自動車ほど量産される製品はあまり無い上に、経験を活かせそうな分野も少ない。そうなると、本当に上流の技術者のみ残して、後はほとんど自動化という未来が20年後先にあるのかもしれない。