ゆうゆう散歩の視聴者サイドからの考察 後継者の高田純次との比較
ゆうゆう散歩がついに終了します。今度は高田純次さんだそうです、ちょっと安心しています。元々視聴者から見れば、加山雄三さんは違和感がありましたし、今度は良いかなと。
私としては、高田さんで番組を見る人が増えると思います。
加山雄三さんは散歩向きではなかった?
別に私は加山さんが嫌いではないです。カッコいいですし、海が似合う男。ただ、散歩番組では違和感があったというだけ。
加山さんは、若大将と言われるぐらいの人。なので、相手から話されることはあっても、自分から相手に聞くというのは回数的には少なかったはず。特に道行く人に対して、挨拶するのは、いつもあちら側から。
そうなると、散歩というよりは、ただの観光ですし、それでは散歩の意味がないです。散歩番組は自分から相手に寄っていって、話を引き出すのが魅力。地井さんはそこが抜群で、どんな話でも楽しそうでした。
逆に加山さんは、話は聞くのですが、何か違和感があったので、スタイルの違いなのかなあと。
加山さんは、女優さんと一緒に観光番組に出演して、観光しながら、旅館で名物を食べているのがすごく似合うと思います。
要は芸能人としてのスタンスの違いで、加山さんは夢を売るというか、理想の人なので、一般の人と気軽に話すのは少し違うなと感じました。
地井さんの散歩道
地井さんはどんな時でも笑顔で散歩していたのが魅力的でした。ふとしたことから話をきいたりしていて、芸能人とは思わせない話し方がありました。それがちい散歩の魅力であって、芸能人なのに一般の人と変わりない気さくな人柄。それによって視聴率などが上がっていったのだと思います。
イラストも描いたりしていて、それも魅力の一つ。散歩と独自の絵画という、ある意味で定番のものなので、見ている分にも面白かったです。
ちい散歩が良かったのは、そういう一般の人とのコミュニケーションの中から、その土地の魅力を最大限に引き出す所で、それがうまく循環していって、良い番組になったのだと。だからこその、いまだに愛されている番組なんですよね。
高田さんの魅力
高田純次さんの魅力は、人柄と真摯な態度にあります。女性に軽くて、下ネタをいうこともありますが、芸能人の姿としては、気のきいたコメントをする、人のいいおっちゃんです。
散歩番組との相性も抜群なので、ちい散歩までとはいかないですが、かなり近いものができるのではないかと。
高田さんは意外にも人の話を真摯に聞いていて、そこからコメントを返してくれるので、散歩には相性が良いです。しかも、デザイナーという隠れた側面もあるので、旅のイラストも描いてくれる可能性も。
番組サイドでは、そのイラストからグッズ収入を得たいという思惑があるそうですが、視聴者にとっても、欲しい物がでると思うので、それはそれでいいかなと。
ゆうゆう散歩とも、ちい散歩とも違う散歩番組が出来そうです。
これからの散歩道
高田さんで好評となれば、これからも散歩道は続いていくかもしれませんね。ただ、一般の人ともある程度話せて、話を引き出せる芸能人でないと、散歩道は難しいですよ、やっぱり。
高田さんがずっと続けばいいなあとは思います。食いしん坊万歳みたいに、長寿番組になるのはいいですけど、散歩番組には、合う人合わない人がいるので、そのあたりをスタッフは慎重に考えた方がいいと思います。
好きな番組ではありますが、普通の旅番組とは違う、その土地の人との関わりに重きを置いた番組なので、しっかりした人をキャスティングしてほしいなというのが私の意見です。