人生のおつまみ

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東京五輪のエンブレムについて考えてみた!

東京五輪のエンブレムってどうなんでしょう?良いデザインももちろんあるとは思うんですが、選ぶ方は大変。結局、選考委員会も何が良いかわからないから、コネというか、有名な人を選んだんでしょうね。

無難という言葉

今回のエンブレムの一つの要因は無難ということ。誰もが平均点を付けるものがほしかったんでしょうね。国をあげてのイベントですから、奇抜なデザインは良くない。エンブレム=日本のイメージになりますから。

そうなると、無難で有名なデザイナーの作品が好まれるわけで、ある意味では仕方がない。選考委員も仕事ですし、よくわからないデザインを選んで、それが不評なら、自分の経歴に傷がつくんで、それで佐野さんに頼んだんでしょうね。まあ、日本らしいといえば日本らしいですが。

 外圧で動く日本

正直な話、佐野さんのエンブレムは、日本国内のデザイナーから言われていても、無視されたと思います。逆に、業界から消される可能性もあるわけで、絶対に国内からは、パクリだ!訴訟する!という声は出なかったでしょう。

デザイナー界にも派閥とかあると思いますし、理科系の研究みたいに、客観的なデータとかないですから、パクられてても泣き寝入りしていたはず。仕事もなくなる可能性もあるんで、大きな声では言えなかったでしょうね。

それが今回は、ベルギーのデザイナーの発言で、流れが一気に変わりました。日本って本当に外国に弱いですねえ。明治維新から変わっていないような。別にいいんですけど。

結局、日本で時流が大きく変わるのは、外国の人の発言だったりすることが多いです。一度決まったエンブレムが停止になるなんて、日本人が提訴しても変わっていなかったはず。村社会だからこそ、その村を破壊するような巨大な世界には弱いんですね。

佐野さんは悪くない?

佐野さんは悪くないと意見もあるかと思います。傀儡だとか、仕事が割り振られただけとか。そういう部分はあると思いますよ。実績で選ぶというよりも、コネで選ばれた可能性も高いですから。

本当は、佐野さんにデザインを描くように指示した人もいるはずなんですが、今はわかりません。その人が責任をとればいいとは思うのです。佐野さんもパクリで有名になりましたが、元々、言われないと分からないようなものばかり。

色んな要因が重なって、今回の重大な事件に繋がったんですね。