読書について考えてみた 読書ってなんだろう?
読書の秋とかいいますけど、読書って一年中できますよね。
私としては読書って楽しくすればいいなと思います。
□読書
なんか日本だと趣味の鉄板ですよね。
履歴書に読書とか定番すぎて参考例に使われるぐらいですし。
なんか読書って知的なイメージなんですけど、そうでもない。
世の中の読書って小説なんだと思います。
私も好きですし、2時間サスペンスの原作にもなったり。
ドラマにもなりますし、話題性がありますよね。
ただ、小説を読んでそれを読書と言っているとイメージが良くないそうです。
古典とか専門書を読むことが読書らしい。
私も物理とか数学の専門書を読んできましたけど、
読書って感じはしません。
仕事だから、研究だからやってきただけで、
読書って行為ではないと思う。
なんか高尚なイメージが読書という言葉にはあります。
結局、読書している俺・私カッコいい!エラい!頭良い!って感じなんでしょうか?
□小説
小説って面白いですよね。色んなドラマ性があって楽しく読む事ができますし。
なんといっても登場人物の描写が作家によって違ったりして、
本当に楽しく、ハラハラしながら読むのが小説。
漫画と違って、イメージで読むのがポイントなんです。
漫画も面白いですけど、自分の妄想が入る分だけ、
違った面白さがありますね。
小説を読む事も立派な読書だとは思いますけど、
読書の範疇には入らないというのは悲しい。
確かに、頭をフル回転させることは少ないですし、専門知識もいらない。
ただ、想像力を働かせて、行間を読む訓練にもなるんで小説も立派な本。
小説を読書と言わないのはちょっと悲しいです。
話題性が優先されるので、ベストセラー=テレビで紹介された本と
いうことになりやすいですけど、それも特色です。
楽しく読んで、楽しく想像して、楽しく感動する。
それが小説の醍醐味でしょう。
□ビジネス書
巷に出回るビジネス書。本によっては専門書に近い物もありますけど、
基本、自己啓発系が本当に多い。
頭を働かせるよりも、ちょっとした洗脳に人を追い込んでいる。
色々な種類がありすぎて、意味不明になっているのが現代社会。
同じ著者がタイトルだけ変えたような本が山のようにあります。
基本成功者が出す本なので、普通のサラリーマンは参考になりにくい。
しかし、面白い部分もあって、その人生を垣間みることができます。
コンプレックスや仕事の流儀、人格などをちょっとだけ知る事ができるので、
自分との共通点を探しやすい。
その点では、ビジネス書って人生に役立つのかなと。
読み方さえ間違わなければ、人生や仕事の役に立ちます。
そんな本がビジネス書。読みやすいですけど、だからこそ難しい。
著者の人生を見て、それを参考して、いかに自分の人生に組み込めるのか。
そういうことを考えないと読んでも意味がないと思います。
□最後に
読書って基本何を読んでもいいはず。
『国家』『ニコマコス倫理学』という哲学書や
『多様体の基礎』『基礎数学概論』などの数学書、
という専門書もありますけど、これは向上心のある人向けです。
自分の思う通りに、好きな本を読んで、いかに学ぶか。
それが読書の醍醐味であり、作法だと私は思いますね。
それこそ漫画でもいいわけで、色んなことを学ぶことができます。
キン肉マンとか見て、プロレスの歴史を知ったりしても面白い。
結局その人の立ち位置次第なんですよね、読書って。
何を知りたいのかとか、楽しみたいのかとか、そういうことを無意識に考えて
本を買ったり、借りたりして読むのが読書。何も方法は1つじゃない。
自分がしたいこと、役立ちそうなことを本を通じて知るのが読書なんだと思いますね。
最終的には自分がすべて決めて、
自立の参考にするのが読書の正しい姿じゃないかと。