人生のおつまみ

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読書機会の減少がもたらす本の未来とは?

本の読書機会が減ったとかなんとか。まあ、新刊本だけなんですけど、ブログやサイトの文章、ブックオフの古本を含めると逆に読書機会は増えている。

 

じゃあ、なんで本屋が本が売れないのかというと、基本的には本屋が売るのは新刊本。それ以外は売れない。ブックオフみたいに古本を売る事は難しくて、昔も今も何冊決まった冊数を注文して、売れないと返却する仕組みらしい。

 

村上春樹さんのエッセイにも書いてあったけど、新刊本以外の本を出すのは利権とか絡んで最高に難しいし、色んな業界が許さない。

 

古本が蔓延すれば、新刊本は今よりもまったく売れなくなるでしょうし、特に小説は古本で十分という人が多い。だからブックオフで本が売れてしまう。

 

小説コーナーで人気小説が100円だと悲しくなるけど、小説は一時的な娯楽で人生を通した娯楽になりにくいから仕方がないのでしょう。映画みたいに決まった時間がないわけで、人によってはそんな長い時間はとれないわけなんで。

 

アメリカだと、大学にいくと先輩の使っていた本が古本として安く売っているらしい。大学生としては最高だと思う。専門書は高いからね。

 

結局、本は無くならないけど、新刊本が売れる時代は終わると思う。特に紙の本では。価格が安い電子書籍なら売れるけど、紙の新刊本は難しいかな。本屋大賞のニュースを見て思うけど、まだ紙の新刊本は売れるけど、100万部は難しい。

 

ノーベル文学章を受賞する日本人が出れば話は別だけど、かなり厳しい。

 

電子書籍は便利さが売りだから、新刊本と同じ価格でもまだ売れるけど、紙の新刊本はどうなるんだろう?人によっては紙の本は無くならないというけど、その前に出版社がギブアップしそう。

 

ベストセラー作家で儲けたお金を使った新人を育てていた業界だから、儲けが減ると自然と実力のある作家が出てこなくなる。何気に日本の出版業界は厳しい現実に立ち向かっているなあという印象です。