人生のおつまみ

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人生の中で運を適切に使うことは難しい

人生は運よりも、運の運用方法に大きく左右される - 分裂勘違い君劇場の別館

ちょっと気になった記事なんですけど、「運」について書かれています。人生は運によると聞きますけど、実際に運を使いこなせる人はほとんどいない。それは突発的な運を自在に使えないから。

例えば、宝くじは当選した人の8割は破産するという。だからお金を渡す時には、「普段通りの生活をしてください」とアドバイスするらしい。破産するということは、幸運を溝に捨ててしまったのと同じこと。投資するにしても、一文無しになるぐらい投資はただの投機ですから。

突発的な幸運はきちんと自覚して認識しないと。年収500万円で5億円が当たったとしても、すぐになくなるはず。自分のキャパシティーを遥かに超える金額なので、舞い上がる。その結果は馬鹿な使い方をしてしまって、スッカラカンになるのがオチ。

5億円が当たったとしても、自分の年収の100倍なのですけど、これをきちんと投資として使うことが必要になってくる。作家になりたいなら、本を買ったり、引きこもれる環境を作ったり、起業したいなら自分がやりたいことを探すためにそのお金を投資する。一番難しいのはサラリーマン。お金がどんなにあっても自分で仕事を作ったとしても給料はほとんど変わりませんから。

運を適切に使うことは、運で得たお金を適切に使うことに似ています。宝くじで破産するというのは、自分のやりたいことを見失ってしまうか、もしくは目標が何もない人生を送っているかのどちらか。本当にやりたいことをしたいなら、お金は投資に使いますから。

私の後輩に聞いた話ですけど、大学生で株で大金を得た学生がいたそうです。卒業後は外資系金融に進んでアメリカに渡ったらしいですけど、株で成功するには、

  1. 資金を集める(最低100万円)
  2. 株関係の本を数百冊読む
  3. 沢山の本の中から共通事項を抽出する
  4. 小額(1万円ぐらい)でその共通事項を試してみる
  5. 上手くいった共通事項に対して、少し金額を足して試してみる(上手くいかなかった方法は捨てる)
  6. さらに上手くいったものだけを選別してさらに少しお金を足して行く

というのがプロセスらしいです。私が思ったのは、大学の研究と同じということ。上手くいったものに対してギャンブルではなくて、少しづつ積み重ねで投資していく。そして、失敗した方法はすぐに捨てる勇気。株も同じで、何事も積み重ね。

運が良くて得たお金を使うのはいいですけど、何も前準備もなしに使うならそりゃなくなりますよ。きちんと準備をすればある程度は儲けられる。パチプロとか競馬で稼いでいる作家もいますけど、準備がすごい。凄い人は、大学の研究のように大量の情報を入手して、それをシミュレーションして投資する。結局、運を上手に使いこなせる人って、何が起こっても対応できる準備ができて、そして失敗をすぐに切り捨てられる勇気

を持っている人だと思いますね。