人生のおつまみ

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失敗を恐れる日本人って何だろう?

私はドイツに行ったことはないけど、ドイツは日本よりもシビアで仕事に対してきっちりしていると思っていた。でも、久井さんの記事を見るとドイツ人は意外にいい加減、でも、自分がいい加減だから助け合うということ。日本がよりシビアに見えるのは、失敗を恐れてトライしないからだと思います。自分の限界を知っていてできる所までは完璧にするけど、できない所は放置する。失敗すると取り返しがつかないので、やれる所までの完成度は高いが、ちょっとでも失敗しそうな所は臆病なぐらい放置。日本人は失敗を極端にまで恐れる。

日本が世界的なイノベーションを起こせないと言われているのは、失敗を恐れる精神と最後の最後には他人任せの精神から来ていると思う。失敗を極端に怖がって仕事を最後までやり遂げないが、どうにかなるだろと神風的な要素をイメージしてどこかで諦めるから世界的なイノベーションを行うのだと思います。要は、最後の最後は誰かが仕事をしてくれるから、別に頑張らなくていいや的な雰囲気。

失敗を恐れるくせに、最後は他人任せというのなら、世の中回ってはいかないでしょう。終戦記念日でしたが、あの戦争も軍部は、失敗したくない、だから神風が吹くまで待とうという典型的な日本人の考えだったから、軍部からは撤退の文字がなかったと言えます。戦争を体験した世代ではないですが、色んな本を読むと、終戦間際には最後までソ連が間を取り持ってくれると軍部は思っていたそうです。結局、戦前から何も変わっていないのかもしれませんね。