人生のおつまみ

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毎日練習する『1万時間の法則』ー継続こそ力なり?

スポーツとか学問とかで、『1万時間』という言葉を聞いたことがあります。どの分野でも1万時間没頭することで、その道のプロになれるという話。毎日2時間没頭するとして、約14年掛かります。相当な気合と根性がないと無理な話なんですよね。考えてみると、プロ野球選手は高校生ぐらいの時から、1日8時間ぐらい練習していたらしいので、3〜4年ぐらいで一流の入り口に立てることになります。普通の人間が達成するにはかなり厳しい条件ですけど、継続こそ力なりとはまさにこのことだと思います。

  • 1万時間以上の没頭ープロフェッショナルになれる
  • 1万時間未満の没頭ーアマチュアで終わる

と分けてみると結構悲しい境界線に思えてきます。何でも最低限1万時間費やさないとプロ、その分野でご飯を食べていくことができないということですし、特に大人になると毎日会社などで8時間以上仕事をするわけなんで、使える時間は非常に少なくなります。やるなら大人ではなくて、子供の時から実践しないと、とても1万時間を一つの道に費やすことは難しくなります。大人になって気づくとはなんという皮肉。詰め込み主義は意外と合理的だとさえ思えてきます。悲しいかな、学問はともかく、アスリートは若いうちに練習しておかないと、ほとんどの場合プロにはなれませんからね。

もう一つの捉え方をすると、

  • 1万時間以上の没頭ー子供の頃からしていないと厳しい
  • 1万時間未満の没頭ー大人になると、この壁が超えにくい

ということも言えます。僕は、1万時間の壁は非常にしんどいと思わざるを得ません。毎日1時間没頭して、1年365時間、10年でやっと3650時間と、忙しい大人には相当しんどい条件。今の仕事に関係しているなら割合簡単ですけど、まったく違う業種に転職するとか、夢を追いかけるとかいう人は寝る間を惜しんで頑張らないと達成は不可能です。もちろん、1万時間未満でもプロになれますけど、あくまで1万時間を捻出してプロになるという仮定なので今回は考えません。僕は野球が好きですけど、トップ選手の練習量は相当なもので、子供の頃からの練習は大事だなと思わされます。プロアスリートは子供の頃に何かしらのスポーツをかなりの時間練習しているので、実力の世界では子供の時の環境が大事だなと感じます。海外の数学の教授も子供の頃から飽きるほど数学の問題集を解きまくっていたと聞いたことがありますけど、多感な子供の時の経験って本当に大切なんだなと。