人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

生きるのが難しい『現代社会』ー逃げ出したっていい

blog.haiji.co

今の日本は生き難い。残業時間、人間関係、給料、家族など考えないといけない問題が数多くあって困るもの分かります。辛いですししんどいことが多い。従来の考え方だと、「我慢してれば状況が変わる」ということなんですけど、現代だと何も変わらない。1990年ぐらいだったら、バブルの影響が残っているので給料の面ではあまり心配はないわけで、我慢しているだけでお金が増えていきました。

ただ、今の時代は違ってきて、我慢しても何も変わらない。残業しても給料は増えないし、残業代も出ない。そんな企業が多いのは今の状況。僕が高校生の頃は高卒でも、大きな企業に入れる人も多くて、就職か進学かで悩んだ人は多かった。生涯年収を考えると、大卒にも負けるかもしれないけど、まとまったお金がすぐに手に入る分、高校卒業後にすぐに働くという選択肢はまた十分に可能性があった。

本当にしんどい時代だと僕は思います。これだけ国が残業に関して政策を出すぐらい深刻な問題になっているんです。残業しても、給料は出来ない。または残業代が出ても、昔よりもめちゃくちゃ仕事がハードということ。しんどい時代だけに、生きるのが難しいとも言えます。だけど日本は逃げることを許さない。転職活動をしても、第一声がなぜ前の会社を辞めたの?という質問。スキルよりも経歴が大事。

『相棒』というドラマで、ある事件が公表されることによって警視総監の経歴に傷がつくみたいな台詞があったと思いますが、日本は経歴社会。履歴書の経歴が綺麗、つまり一つの組織でひたすら働いてきた人が評価されることになっています。学歴なんてまさにそう。有名大学でも中退したら、入社できる企業の幅は狭まります。例え優秀なスキルを持った人でもあろうとも。田原総一朗さんは「日本は顔社会」と言っていましたが、まさにその通りで、日本は一目で分かる経歴が非常に重要になります。

だったら、すぐに逃げればいい。 灰色ハイジ (id:haiji505) さんも話していますけど、嫌なら逃げ出して他の土地に行けばいいだけ。死ぬよりも生きた方がいい。人によっては難しいかもしれない。家族を持っていたら難しいかもしれない。ただ、本当にヤバくなったら逃げるしかない。会社のルールは人間のルールではないのですから、自分が信じた道、心に従って逃げた方が可能性がある。

無責任だと思います、僕の発言は。ただ、逃げても良いよという考えを持っておくのは非常に大事です。ハッキリいうと、世界で通用するスキルを持っている人は、簡単に逃げられますけど、スキルがなくても逃げられる。例え給料が少なくなったとしても、精神的にダメになるよりよっぽどマシですから。逃げて逃げて逃げまくる。難しいように見えて、本質はただ一つ。ダメになる前に他の土地に移る、ただこれだけのこと。

ただし、年齢は大事になってきます。20、30代なら他の仕事が見つかりやすいですが、40代を超えると専門職ではない限り、再就職が難しいのは今の世の中。若いと伸び代があり、年老いていくと成長は難しい。給料が少なくても満足できるなら問題ないですけど、現状と同じ給料かそれ以上の年収がほしい場合は絶対に人に自慢できるぐらいのスキルや実績がないと、再就職自体が困難になります。逃げるにしても、若いときの準備は大切。逃げながらもスキルを磨くこと。

ネットでも、ブログで稼ぐとかアフィリエイトとかせどりとかでお金儲けができますけど、ある意味で40代以降のセーフティーネットかもしれません。ネットならどんな話でも膨らませますし、そこからお金を手に入れることもできる。野球好きなら、野球の情報を、それも圧倒的な量でサイトにまとめてあげるだけでお金が入って来るのが今のトレンド。専門的なスキルがなくても趣味がプロレベルならばそれだけで給料が増えます。

なんだかんだ言っても、嫌なら逃げ出してもいい。逃げて逃げて逃げまくる。若い時なら、逃げながらスキルや実績を身につけていくしかない。正直に言うと、年老いた人に逃げろなんてとても言えません。若い人ならいいんです。世間的に若い人は逃げやすいですから。ただ、それでも給料が低くなっても、そこから逃げて休んでまたやる気が出るまで待つ。嫌だったら、我慢できなかったら逃げる。ただそれだけのことです。