人生のおつまみ

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「読書芸人」がとり上げた本よりも芸人の読書法が面白い

カズレーザーはクイズに強い。たまたまクイズ番組を見ていたが、京大出身の芸人・宇治原よりも高い順位になっていた。

バカなことを全力でやっているだけであって、頭が悪いということはない。むしろ、高学歴芸人が増えてきて、芸人の立場は向上している。

カズレーザーは同志社大学出身で、ちょっと変わった存在。学生時代から赤い服と金髪で、まわりから「レッド」とか呼ばれていたとか。そんなカズレーザーの読書術が話題になっている。

一度読んだら処分する

 本を一度読んだら処分するのがカズレーザーの読書術。後輩にあげたり、古本屋に持っていったり。確かに一度読んだら内容はほぼ憶えているし、忘れてもまた買い直せばいいだけ。

一度読んで、また読みたくなったということは、その本から学んだり欲しい情報があったりするわけだから、結構大事なこと。クイズで強い秘訣はその読書術にあったということである。

ただ、これはお金があったり、本にお金をつぎ込める人だからこそできる読書術だから、本好きでないとマネはできない。1冊500〜700円の文庫を何冊も買って、その中から同じ本をまた購入する。結構出費が多いので、読書が趣味でないと無駄になる。

お金を本につぎ込む

本にお金をつぎ込めること自体、割と余裕がある証拠。仕事で使うから止むなしで買うのは別として、趣味として、教養を深めるために本を好きなだけ購入できるのは今の時代だと、中々に難しい。だからこそ、図書館で文芸書を読む人が多いわけで。

ただ、ピースの又吉にしても、お金がなくても読書にお金をつぎ込む人はいる。又吉も売れない時代に大量の本を読んだらしい。芥川賞受賞の時の特集で放送していたが、お金がなくても読書できる方法はある。ただ、そこまでする人は少ない。

結局、カズレーザーも又吉も読書が好きで、そこに芸人という属性が追加されているから興味をそそられるだけであって、それを見て読書にお金を使うのはオススメはしない。1冊か2冊程度ならいいが、いきなり5冊ぐらい買っても積み読になるからだ。

他人に読書法はあくまで参考程度にするのがベスト

カズレーザーが読書家というのが話題になったが、それをマネするのは考えた方がいい。別にカズレーザーは嫌いではないし、むしろ好き。大学時代のレッドさんと呼ばれていた頃に会ってみたいほどだから。

だけど、読書習慣が無かったり、読書が趣味でないのなら、一度読んだら処分する、本を大量に買って読むという方法はお金の無駄になりやすい。自分の趣味があって、そこにお金を使うのがいいが、人の趣味だから面白そうというだけでは無駄になる。

もちろん、買ってみて読書が趣味になった!という人がいいが、活字を読んでいるだけでしんどいという場合は打ち切って、自分の趣味に邁進した方がより良い人生になる。

カズレーザーは読書法は面白いから、マネしたくなる気持ちは分かるけど、これは読書家ならでは読書術なので、本が好きになってから実践するのが良い。本屋で1冊買ってもみて、そこに感動したり、学んだりすることが読書の本質なので、それを忘れないようにして、楽しい読書をしていければなと思う。