人生のおつまみ

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子供の読書に対する先生のコラムー友達関係、人間関係も大事だけど本を読むのも楽しいー

新聞のコラムが物議を醸しています。読書よりも友達と一緒に遊ぶことを重視しなさいといった趣旨のコラム。気持ちは分かるんですけどね。僕も子供のうちは友達と一緒に遊んだ方がいいと思うので。ただ、好きなことも大事なので、中々に難しい問題。

友達と過ごすことは大切なこと?

小学校時代は特に友達との関係が重要です。6年という長い期間一緒に勉強したり、遊んだりするので、人間関係を構築する方法を学ぶ意味でも非常に重要。僕も子供の頃は友達と一緒に遊んだりしていました。ぼんやりとしてはいますが、すごく楽しかった。

確かに、友達の存在は大事です。運が良いと大人になっても繋がっている関係性なので、昔の自分に戻れる数少ない関係と言えます。先生としても、友達を作って仲良くして、仲間と心行くまで楽しく過ごす。そんなことを理想としているはず。

だけど、友達や仲間と過ごすだけがすべてではないですし、読書なども立派なこと。人と遊ぶのが苦手な子供もいますし、自分だけの世界を構築するのも大事なこと。そうは言っても完全に孤立はしないで、適度に距離を取っていただけかもしれません。

元教諭の視点からの文章だけでは、中々真意は分かりませんが、友達や仲間だけじゃない。読書が好きでたまらない子供もいます。友達関係が難しくなってきた今だからこそ、物議を呼んでいるんだと僕は思います。LINEでの関係も大事で、それ無しでは中々友好的な友達関係が築けなくなっているらしいですし、友達関係はいつの時代も子供にとっては一番の問題です。

子供が休み時間に読書したら悪いの?

先生から見たら、休み時間に読書ばかりしている生徒は心配にはなると思います。読書は一人でするものなので、孤立しているように見えてしまう。先生という立場上、友達と遊んでほしいというのが本音。自分の評価にも繋がってくるでしょうし。

教師という立場でなくても、子供には出来る限り友達と遊んでほしい。そう思うのは当たり前です。休み時間に一緒にワイワイと遊んで行く子供を見て、嬉しい気分にもなるでしょう。人間関係でも、表面上だとしても仲良くしている人達を見るのは気分がいいはず。

でも、本来勉学の視点から言うと、読書をしているのは邪魔するべきではない。読書をして自分の知らない世界と出会うことで、自分自身の成長へ繋がることができますから。友達付き合いが苦手でも、人の世界を追体験することで自分の世界観を広げることもできますから。そもそも好きなことをしていて、それを先生に邪魔されるのはちょっと納得がいかないものがあります。

先生は友達と付き合いつつ、適度に読書するのならいいのですけど、完全読書一辺倒は許せなかったのかなと。確かにちょっと心配になりますけど、子供には子供の世界観がありますから、出来る限りサポートしてあげることが大切かなと。