人生のおつまみ

好きなことを基本的にはコラム形式で書いています。スポーツ、アニメ、書籍、産業をネタにしています。

プロゲーマー・梅原大吾の「ゲームに飽きたんじゃない、成長しないことに飽きたんです」ー日々前向きに生きること

ゲームに飽きる理由

梅原さんが慶應丸の内シティキャンパスで行った公演の内容を見てみました。梅原さんってプロゲーマーなんですよね。ある意味で子供の夢を仕事にしている。面白いゲームにしても、何回もプレイしていたら飽きますけど、その飽きが問題なんですよ。

どんなゲームでも飽きます。それは事実。ただ、ゲームって飽きるまではすごく楽しい。それは成長しているから。成長している時ってすごく楽しい。だから何時間でもプレイできてしまう。梅原さんの言葉にはプロゲーマーとしての重みを感じることができます。

ゲーマーが尊敬している梅原さん。本も出していて、本当に人生が楽しそうに見えるんですよね。ゲームだけしていてお金が稼げるなら本当に美味しい商売だと誤解しがち。本当はすごくしんどくて、すごく辛い。毎日が自分との戦いであって、ゲームに飽きたらその時点でプロで生きていくことができなくなります。

テレビの特集でもしていましたけど、プロのゲーマーはトップレベルで1億円以上獲得することができます。ただ、競争が激しくて、日本だと1軍でやっとサラリーマンの月収と同じ程度。2軍に落ちると一気に半分以下になるのでとても厳しい世界だと言えますね。

どうすれば強くあり続けられるのか

梅原さんが答えるのは決まって、

“自分を飽きさせない”

ことだそうです。自分が飽きたらその時点で自分の成長が止まってしまいますし、何よりも面白くない。強くなるには、自分が成長していく過程を楽しむこと。同じゲームを繰り返しプレイするのは考えてみるとすごく辛いことですけど、どんな時にも前向きに歩いていくのが大事だと言えますね。

実際にプレイしていたら絶対に飽きますよ。飽きてプロを辞めてしまうでしょうね。本当に継続できる人ってすごいと思います。梅原さんって自分を飽きさせないと言いますけど、本当に難しい。仕事でも飽きたらしんどいですけど、お金のために働く。

梅原さんって中々に面白い。なんか哲学チックなんですよ。成功者と言えるので、成功者の言葉はみんな成功哲学みたいになりますけど、あまり類を見ない仕事なので共感できることが多いです。実際に講演を聞いてみたいとも思いました。自分を飽きさせない努力ってすごく大事だとは思いますけど、結構難しい。

同じことをしていると飽きる

まあ、これなんですよね、何でも。どんなに楽しいことでも同じことを繰り返したら飽きますし、その中で楽しみを見つけることって本当に大変。プロゲーマーとか関係なく、仕事でも勉強でも研究でも同じことが言えます。人間一番キツいのが反復で、だからこそその分野をAIに任せたいという気持ちは分かります。

ちょっと話は外れますけど、数学ってある意味でもパターンを見つける学問。その学問をしている人ってかなり面倒くさがりが多かったです。何にしても手間を省きたい。それがシンプルな数式に繋がっていくのですけど、反復を目指すためにものすごい労力と時間を使っているのが数学の一つの側面。

何回も同じことをするのはコンピューターの役割です。コンピュターに計算してもらって、研究や仕事をしたりする。僕は工学系出身なんですけど、数値計算を使って研究していました。その反面、コンピューターが人間の単純な仕事は奪えるだろうなという思いもあって中々に複雑。

人間は同じことをしていると飽きる生物。というか、生物はみんなそうなのかもしれない。コンピューターが発展している現在において、人間の仕事が奪われることはあるでしょう。セルフレジとかその一つで、人件費削減に向かっているのは避けられない事実。コンピューターと人間、どうなるんでしょうか。

新鮮な気持ちがないと前向きに練習できない

梅原さんが30歳になっても強い理由がこれだと思います。練習は地味で地味で地味な作業なので、それこそリピート&リピート。だから新鮮な気持ちがないと続かない。人間は反復は嫌います。その中で新鮮な成長できると実感できるという気持ちがあれば反復していても気になることは少なくなるでしょうね。

仕事でも同じことが言えるんじゃないでしょうか?新鮮な気持ちがないと面白くない。ただ、仕事ってどうしても同じことを続けないといけない。その中で楽しいことを見つけていく。漫画のGTOでも言っていました。楽しいことがないと面白くない。

成長しないことに飽きる

成長しないことに飽きる。完全に同意です。人間、成長しなくなった時には人生の終わりだと言われますけど、どんな業界でも同じこと。人間、昨日よりも強くなったり、賢くなったり、やさしくなったりしたいもの。だから、昨日と同じ状態だと、精神的には楽ですけど、生活には飽きがきてしまう。だけど、日々成長と言いますが、難しいのが現実。仕事でも勉強でも毎日成長しているという実感はなかなかないので。問題なのは成長していないと感じている自分自身のは分かっています。これを打開するには、長期的な目標を持って、それを達成するのが一番なんですね。だから受験っていい機会で、日々成長しているか実感できない自分を、合格という結果で満たしてくれます。大人になると資格試験や出世競争などドロドロとしたものが続きますが、日々成長を実感するよりも、長期スパンで考えていきましょう。