人生のおつまみ

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鴻海が東芝の事業買収に興味ありーシャープに続いて8K映像技術が狙いか。

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鴻海精密工業東芝に関心

経営危機に陥っている東芝をめぐり、シャープを買収した台湾・鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は、東芝の一部事業への出資・買収について関心があることを明らかにした。

 シャープに続き、鴻海精密工業東芝を出資・買収に関心を示しているんですか。シャープの時と同じように、東芝外資系と呼ばれる時代が来るのかも。シャープも新卒に人気の企業でしたけど、今はともかく買収問題で揺れている時には学生は戦々恐々。一流企業のブランドがなくなりつつありました。東芝も同じで、テレビ業界にとっても大きなスポンサーであり、様々な事業を行っているので文理問わず人気があった企業です。はたして東芝はどうなるのか。

8K映像技術が重要

鴻海が半導体と放送機器の2事業に関心を持っているのは、8K映像技術の製品化の一環とみられる。8Kは現在最も高画質である4K映像に比べ、解像度が4倍ある超高精細映像技術で、国内では2018年に8K映像のテレビ放送開始が予定されている。

 日本でも来年に8K映像がテレビ放送で開始されるとのこと。鴻海は8Kの技術を使って自社製品を製作し販売するために東芝に関心を持っているということですね。半導体に放送機器、テレビやパソコンなどに応用して自社製品を強化する狙いが読み取れます。日本では4K対応の家電も値段が落ちてきていて買いやすくなっていますけど、来年に8Kが始まるとは……。少し早すぎる気もしますけど。

8Kはエレクトロ製品の核心技術に?

鴻海は8Kがエレクトロニクス製品における核心技術のひとつになるとにらんでおり、シャープがすでに持つ8K対応液晶テレビなどに加え、画像を処理するシステムLSI半導体)や、放送局向けシステムなどにも事業の裾野を広げたいようだ。

 半導体で画像を処理する。半導体はシャープが持っている技術があるので、東芝を買収することで8K映像技術を製品に活かすことができるようになります。シャープの技術力を使って東芝の技術を成長させる感じに見えます。外資なんである意味では技術の発展に貢献はしていますけど、ビジネスなので日本の技術力がどんどん海外に流れてしまう恐れもありますよね。

確かに8Kは解像度が4Kの2倍であるので、応用範囲が広くなります。研究所などに使われる技術かもしれませんね。綺麗な映像技術は実験に不可欠ですし、需要がある分野は家電業界だけではなくて、研究機関にあるのかも。ただ、シャープが半導体をつくっていたので、実際に半導体を作っているのはシャープの工場ということ。ここら辺が鴻海の上手い所と言わざると得ません。東芝が買収されたら、シャープと東芝の夢の技術融合にはなりますけど、日本の技術が流出してしまうので一長一短。いい製品が出来るのはいいですけど、日本にも恩恵が欲しいなとは思います。どうなるんでしょうね、東芝は。