人生のおつまみ

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就職活動で必須の面接対策は演技力のある人が有利なのか……

皆さんが就職活動に失敗する理由。茶番とマインドセット。 - 発達障害就労日誌

syakkin-dama.hatenablog.com

さて、毎年恒例の就職活動の時期になりました。テレビ東京系のWBSを見ていたんですが、就職活動の特集をしていて、企業も学生も必死な様子が伝わってきました。3月から就活が始まり、夏までには内定は出ているというスケジュール。一昨年ぐらいから企業が学生を面接してもよい時期が毎年変わってきていて、学生側としては混乱の極み。時期に関する先輩のアドバイスが役に立たなくなるので。この時期はそんなニュースをよく見ます。

そこで就職活動に必須の面接。企業としては欲しい人材を見極めるために、色んな質問を用意します。面接担当者としては、将来的に企業に利益を生み出す人材が欲しいわけなんですが、学生と同じ人間なので相手の本心は分からない。ただ、企業の手足となって働いてくれる人材、つまり大事な場面でミスをしない、能力の高い人材が欲しいということになります。だけどそれを見分けるには、履歴書と面接しかない。だから、担当者に良いイメージを抱かせる演技力のある人が有利になるんじゃないかと思うんですよ。

面接担当者にいい印象を与えるには、上手な演技力が必要になる。学歴だけではなくて、自分を高く売る、つまり嘘でもいいから採用されるような人材に見せかけること。ある意味で、ダークな営業向きな演技力を試しているのかもしれません。誰かが「営業力とか役に立たないものでも売れるようにする力」なんてことを言っていたように思いますけど、実際に交渉の場面などではハッタリなんて当たり前ですし、新卒採用試験の時から企業としては、演技力を詳しく知りたいというのが本音なはず。立ち回りの上手い人、口が上手い人が有利になりやすいのは今の試験なのかなと。

学生時代から、口の上手い人はいるわけで、お金はないけど人脈があるから学生生活には困らないとかいることはいました。結局、社会も同じで立ち回りのいい人が生き残るのが真理の一つなのかも。日本の企業だと、表立って意見を出すことは嫌われますから、心はどう思っていようが、自分よりも立場の上の人間に対して演技をしてくれる人材が欲しいということなんでしょうね。ある程度の能力は前提として、そこにプラスαとして演技力が必要なのが今の日本企業の面接の実態なんだと思います。学生には頑張ってほしいですけど、人に言えるぐらいの実績がない学生がほとんどなんで、そこを演技力でカバーするのっておかしいようには思いますが。